Bauhinia x blakeana /アカバナソシンカ
 科名属名 学名 マメ科 ジャケツイバラ亜科Bauhinia x blakeana
 タイ名 ชงโค(チョンコー)ชงโคแดง(チョンコーデーン) 
 その他名称 英名 Hong Kong Orchid Tree Blakes's Bauhinia   中国名-洋紫荊、香港蘭
 原産地 創作地 香港                        タイでは外来種で植栽範囲は限定的。
 用途など

街路・公園・庭などに装飾樹として植栽。

      
 花  花(深紅)
   
 チェンマイにて撮影  花  葉

 樹形・幹・葉 高さ10~15m常緑樹。細枝は垂下する。 葉:単葉・互生,葉は長さ12cm円・卵形で先端2深裂。
 花・果実 花:桃~紫色,花弁5,花片に皺。雄蕊5(5仮雄蕊)。散房花序。  果実:無し。
 花期 12~1月開花。
 
 
 種名について 本種は英国支配下の香港で100年余前に当時の英国人総督が発見したものとあり,種小名にその名を残したようである。果実は最初から生らないようだ。果実が最初から生らない植物の存在自体が実に興味をそそられる。恐らくは交雑種と思われるが詳細不明である。
 
 雑感 本種のタイの名表板の表示はชงโค(Bauhinia purpurea)が殆どのようで,私はまだBauhinia blakeanaと記載の名表板は見たことがない。Net検索ではBauhinia blakeanaも散見されるので少しは認知はされているのだろう。ムラサキソシンカ(Bauhinia purpurea)は雄蕊が3本であるが本種は雄蕊5本であるので判別は容易である。

香港は美容整形の本場であり,本種は香港創作の美容整形花とでもいうべきかも。そういえばタイも美容整形のおかま美人の本場だなあ!この由緒不明な植物もタイでは近年植樹増である。
 
参考 維基百科wikipediaに 「2005年,研究証實洋紫荊並非獨立物種、而只是紅花羊蹄甲Bauhinia purpurea和宮粉羊蹄甲Bauhinia variegata的混種,因花粉敗育導致受精過程無法完成。」との掲載されている。

*要するに、本来の学名はBauhinia purpurea×variegataである。果実は生らない。

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