Limonia acidissima / ナガエミカン
 科名属名学名  ミカン科Limonia acidissima, (syn)Schinus limonia
 タイ名 มะขวิด(マッカウィット)、ทานาคา (ターナーカー)
 その他名称 英名Wood apple   ビルマ名 (thi-thi-ping) サンスクリット名Kapitha
 原産地 インド・スリランカ原産。熱帯アジア。
 用途など 果実は食用。樹木粉末は化粧用(ミャンマー)。
      
花(赤色の雄蕊が目立つ)  花序
   
 バンコク・シリキット公園にて撮影  果実  葉
   
 幹(棘あり)  幹  新枝

 樹形・幹・葉 高さ10m常緑樹。幹・枝に棘。    葉:奇数羽状複葉,小葉3~7対。倒卵形全縁。
 花・果実 花:暗赤褐色の小花,花弁5。円錐花序。
       果実:ミカン状果。径8~10cmの球形。灰色の果皮は硬殻。種子多数。
 花期 3~4月開花。果実は7~8月熟。
 
 タイ名ทานาคา (ターナーカー) タイ名タ―ナ―カ―は,ミャンマーで顔に塗布される化粧品をタナッカー(thanakha)と称し,本種がその材料として用いられていることによる。 検索:ทานาคา Limonia acidissima。 

記載訂正:本種Limonia acidissimaのビルマ名をtanakhaと記載しておりましたが、正しくはthi-thi-pingであり、間違っていましたので訂正しました。、またsynonymとしていた学名Feronia elephantum 、Feronia limoniaはThe Plant ListによるとUnresolved(未解決)であるため削除しました。

なお、ビルマ名タナッカーはヘスペレトゥサ・クレヌラタ(Hesperethusa crenulata)(syn)リモニア・クレヌラタ(Limonia crenulata であり、こちらがミャンマーの化粧品タナカ―の本命かと思われます。当サイトに掲載しておりますのでご参照下さい。
 雑感 タイでは原生林の中に多少は生育があるらしいが,まだ見かけたことはない。画像はバンコクのシリキット公園に植樹されている数本を撮影したものである。葉も花も果実も特徴的・個性的な樹である。

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