ヤナギ科ヤナギ属2種  <Salix tetrasperma / テンジクヤナギ>  <Salix babylonica / シダレヤナギ>  

Salix tetrasperma / テンジクヤナギ
    
雄花  雄花序 
   
 チェンマイ市内(左右雄株、中央雌株) 雌花 雌花序 
     
 裂開果実
     
 落下果実(種子放出後)    

 科名属名学名 ヤナギ科Salix tetrasperma 
 タイ名 สนุ่น(サヌン、)ตะไคร้บก(タクライ・ボク) หลิว(リウ)、
 その他名称 英名Indian willow  中国名-四子柳
 原産地 インド・東南アジア・中国南部。              タイでは山地湿林の川辺に生育。
 用途など 樹木の各部位薬用多。河川氾濫防止に川辺に植栽。

 樹形・幹・葉 高さ20~25m落葉樹。樹皮に深縦筋。 葉:単葉・互生。幅2~4.5cm長さ6~18cm披針形先尖。
 花・果実 花:雌雄異株。花径4~4mm。苞辺・萼花弁?雄花は雄蕊6~9、腺体2。雌花雌蕊先端2裂。尾状花序        果実:さく果。長さ3~7mm。灰茶色に熟し、裂開2片。種子は白色の毛あり。
      *種小名tetraspermaは4つの種子の意だが、本種における具体的意味は未把握です。
 花期 11月~1月落葉後に開花。1~2月結実。
 
 雑感  画像は市内で撮影したものを掲載したが、シリキット植物園の渓流沿いに多数生育していた。幹に深い縦筋が印象的で、落葉後の開花時には花序多数で壮観!白色の毛のある種子は一気に散布され一面が白くなっている。種子は探して見つけれなかったが、果実画像と花序多数の様子を撮り忘れていた。画像を整理して判ったが、、どうしようもない。



Salix babylonica / シダレヤナギ
    
 葉  葉
   
バンコク・ シリキット公園にて撮影 名表板 

  科名属名学名 ヤナギ科Salix babylonica
   タイ名 หลิว(リウ)ลิ้ว(リウ)   リウは中国名ー柳(liu)に由来。
  その他名 英名Weeping willow   中国名-垂柳
  原産地 中国原産。 現在では世界中の亜熱帯・温帯に分布。  我が国にも広く分布。
  特徴 枝垂柳の名の通りで、長い細枝が垂れる。
  雑感  バンコクのシリキット公園を散策中に池辺に名表板หลิวSalix babylonica付の樹が植栽されていた。シダレヤナギである。見れば枝は余り枝垂れしていない。日本では枝垂れの樹姿は好まれるので、シダレヤナギは日本で人為的淘汰された樹形ではないかと疑念が湧き、撮影しておいた。Google画像検索で調べてみるとシダレヤナギの枝垂れ姿は日本と世界には差異は認められず、、、どうやら私の疑い深い性格に因るものだったようだ!!
画像の樹はもう少しすればもっと枝垂れのだろう! タイに生育のシダレヤナギということで掲載した。

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