Semecarpus cochinchinensis / ラック・カーオ
 科名属名学名  ウルシ科Semecarpus cochinchinensis / ラック・カーオ
 タイ名 รักขาว(ラック・カーオ)
 その他名称 ー 
 原産地など タイ以外は不明。  タイでは海抜25~450mの原生林・石灰岩質の山地に生育。
 用途など 不明 
      
 花 花序
   
 チェンマイ市内にて撮影  果実  果実
     
 葉&花序  幹  枝先の様子

 樹形・幹・葉 高さ8~20m常緑樹。樹液黒色。 葉:単葉・輪状互生。長さ14~25cm倒卵形。
 花・果実 花:花径1~5mm(極小)。萼片5花弁5白色・雄蕊5。枝先に円錐花序。
       果実:核果。長さ1cmほぼ球形。黄色肉質の皮膜(花托由来)が果実を1/3程包む。種子1.
 花期 11~1月開花 1~3月結実
 学名について  掲載画像の樹には種名札が無く、読者の方のAdviceを得て、また手持ちのThe Wild trees in Thailand掲載の画像と一致していると見て、学名Semecarpus cochinchinensisとした。
The Plant Listでは本種Semecarpus cochinchinensisはUnsolvedであり、Google画像検索などには別種と思われる画像も多い。同listではSemecarpus属は5種の学名がAcceptedとされているが100種以上がUnrsolvedで残されていて、本属は種名の確定は今後進行すると思われる。
 
 
 雑感 チャンマイのフアイケーオ樹木公園付近に生育しているのを見つけた。学名同定には難儀したが、Semecrps属は何としてでも掲載したいウルシ科の属だったので、何とか掲載できて好かった。
果実の形はカシューナッツ(Anacardium occidentale)ラック・バイヤイ(Holigarna kurzii)と似て、花托が発達成長し肉質の皮膜となって果実を包んでいる。

蛇足になるが、シリキット植物園にはSemecarpus albescensが数本生育していたが、周囲の他の樹木が密に茂って上手く撮影できなかった。何とか撮影できる足場を探してもう1種撮影したいものだ。

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