Coccinia grandis/ヤサイカラスウリ |
科名学名 | ウリ科 Coccinia grandis (syn)Coccinia indica |
タイ名 | ตำลึง(タムルン) |
その他名称 | 英名Ivy gourd、Scarlet fruited gourd. Sanskrit名Bimbika 中国名-紅瓜 |
原産地 | インド原産 熱帯アジア・北アフリカに野生栽培。 |
用途など | 果実・若芽・若葉は食用,装飾蔓として垣根や塀を飾る。 |
花(雌花ー子房有)) | ||
チェンマイにて撮影 | 雄花 | |
果実 | 野菜市場にて 若葉・若芽 | 同左 拡大 |
生活形・葉 草本蔓。 葉:掌状葉。5裂。巻きひげが発達し他物に絡まる。種子多数。 | ||
花・果実 花:雌雄異株。白色,単生。 果実:ウリ状果。長楕円形、緑色白条あり。緋紅色に熟する。 | ||
花期 雨季。 | ||
野菜 果実も野菜であるが、若芽・若葉も野菜である。 ウリ科 の若芽・若葉は食用にされるもの多いが、店頭で種名判別は困難。お店で教えて貰ってる。 |
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仏典の植物 北伝仏典の伝えるところ、釈迦80種好第29に「唇の色赤好にして頻婆果の如し」とあり,ブッダの唇は頻婆果のように赤いとされている。 南伝仏典の関しても同様の伝えであり、タイには唇が赤い仏陀像が多いのはこの種好をよるものであろう。 ヤサイカラスウリの梵語名ビンバ、漢訳仏典名-頻婆(びんぱ)である。 |
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蛇足 チェンマイのビルマ寺院にお参りしたときのことである。御本尊の仏陀像の唇は赤く,ご尊顔には金箔が施してある。更に光背は大きく多色の硝子製で美しい。暫くすると,私の後ろから電飾光を輝かせて回転させて仏陀像に照射してくれた。仏陀像の身体は金色に光輝き,光背は多色の輝きを四方に放った。実のことろ私はひどく面喰ってしまった。後で仏身32相80種好を読み知り、私はビルマの仏陀像はこれを忠実に表現しているに違いないと思った。 *仏身32相より抜粋 (同)14.身体が黄金色に輝いている(金色相)。 (同)15.身体から四方に光明を放っている(丈光相)。 |
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雑感 チェンマイ市内では民家の門前によく見かける。食用というより装飾用・目隠し用と思われる。 |
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