Trevesia palmata / ターンルアン
 科名属名学名 ウコギ科 Trevesia palmata                   和別名トレヴェシア・パルマタ
 タイ名 ต้างหลวง(ターンルアン)
 その他名称 英名Snowflake plant,   中国名ー刺通草
 原産地 インド・東南アジア・中国南西部。                タイでは原生林・雑木林に生育。
 用途など 若花は食用(調味)薬用(食欲増進)。
  
花蕾 
 
シリキット植物園にて撮影  幼花=蕾(食用時期)
     
花(食用には不向き)  果実(雌蕊柱頭部が残存)  葉
     
  幹(小棘あり)  市販の幼花(食用)   市販の幼花(食用)

 樹形・幹・葉 高さ3~8m常緑樹。成木はヤシの樹形に類似。幹に小棘。
          葉:単葉・互生(葉柄長)。30~70cm円形、大深裂9~5裂、先尖。
 花・果実 花:花径1.5~2cm淡黄白色。萼片8~10・花弁8~12裂。 散形花序(径12~18cm球形) 
       果実:液果。径1~1.7cm球形、雌蕊柱頭残存(突起)あり。種子は扁平、多数。
 花期 2~4月開花。4~5月結実。  
 
 野菜 花蕾(幼花)を食用。スープに入れると味わいが向上し食欲が増進する。*葉は食べない。
     *チェンマイの野菜市場では、花期(2~3月)には相当数が販売されていた。食用利用は多いようだ。
 
 雑感  シリキット植物園の小道を散策中に上を見上げると、本種の大きな葉が覆い被さるように開いていた。
成木は極冠部に葉が集中して、ヤシの木のように樹形なる。感じとしてはパパイヤの樹に似ている。
見上げていると、なかなかに変わった形の葉であり、同じような形の葉が殆ど無い。

この樹の隣の樹に花蕾が見えたので撮影した(花蕾画像ー2月末)。次回は花をと3月末に再訪問したが何と撮り忘れてしまった。果実は6月に訪問したとき違う木で撮影した。花蕾と異なり、雌蕊の柱頭部が残存している。

本年2月に再挑戦した。ドイステープ山麓で見つけた本種は花蕾が付いていたが、開花していなかった。そして、遂に市販の幼花の箱の中に、開花しているものを見つけた。この花は樹に咲いていたものではないが、、、。

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