Tinospora crispa / イボ ツヅラフジ
 科名属名学名  ツヅラフジ科学名 Tinospora crispa
 タイ名 บอระเพ็ด(ボーラペット)
 その他名称 英名                     中国名-绿包藤,波叶青牛胆
 原産地・分布 インド・東南アジア・中国南部。      タイでは各地の乾燥林に生育。
 用途など 根・蔓・葉・花は薬用。 
    
 花(雄花序かな?))
 
 花博公園民家園にて撮影  花(雄花序かな?)
蔓と葉  市内民家の壁に這う本種  同左の株は高架電線に這上る

 樹形・幹・葉 長さ15m大型木本蔓・落葉性。蔓は円筒形で細長く疣状突起あり。分岐多。(蔓は苦味強)
          葉:単葉・互生。長さ7~14cm心臓形。全縁。
 花・果実 花:雌雄異株。雄花は萼裂3・花弁3淡緑色・雄蕊6の小花。長さ5~9cm総状花序。雌花は雄花に類        似するが雌蕊3。花序は短い。果実:液果。長さ11~13mm楕円形。黄色。種子多。

    *本種は薬用に植栽され広まったため、薬用に適した雄株が圧倒的多数で雌株は希少である。
    *ツヅラフジ科は雌雄異花で雌花は心皮3~6又は6~15で離生。3数性。
 花期 花期 1~3月(落葉後の灰褐色の古い蔓に開花・結実)      
 
 雑感 チェンマイの花博公園民家園を散策していると、タイ民族の古くからの生活に直結した食用・薬用の植物がたくさん植栽されている。本種も同民家園で知った植物であるが、実は、市内を散策しているとバッタリ出会うことが多い。古くから馴染みのある有用植物なので市内でも数は少ないが、植栽されていることが多い。本種もそんな1種で、花・蔓画像は定宿の直近に植栽の種を撮影し掲載した。

本種は薬用(熱病、腹痛等の効用)としてかなり植栽されている。蔓延力は上へ横へと抜群である。

本種の縁起のいい生命力を「タイ山岳民族の村に暮す」方のブログに掲載があり、リンクさせて戴きます。
http://blog.goo.ne.jp/ikukiyo/e/202656ea6a71eccf9a105d60b5e1e430

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