ジャトロファ属3種 <テイキンザクラ> 追加<サンゴアブラギリ> 追加<モミジバサンゴアブラギリ> |
テイキンザクラ |
学名 | Jatropha integerrima |
科名属名 | トウダイグサ科ヤトロファ属 和別名 ナンヨウザクラ |
タイ名 | ปัตตาเวีย(パッターウィア) パッターウィア=バタビア→ジャカルタの旧名 |
その他名称 | 英名Peregrina、Spicy jatropha。 |
原産地 | 西インド諸島、熱帯アメリカ。熱帯地域に広く植栽。 |
用途など | 庭・公園などに装飾用に植樹。 |
雄花 | |
花博公園にて撮影 | 雌花 |
花序 | 果実 | 葉 |
樹形・幹・葉 高さ2~3m常緑樹。 葉:単葉、互生。長さ10~13cm卵形又は3裂葉、先尖。全縁。 | ||
花・果実 花:雌雄異花同株。桃色~赤色の萼片5花弁5・雄蕊10。集散花序。 果実:朔果。種子6個。3割裂。 | ||
花期 通年開花 | ||
名称 タイ名ปัตตาเวีย(パッターウィア)は本種がジャカルタ(旧名バタビア←パッターウィア)経由でタイへ渡来したことによる。和名テイキンサクラは葉の形が提琴に似ていることに、また別和名のナンヨウザクラは花の形が桜に似ていることよる。 ナンヨウザクラは本種の他に、ナンヨウザクラ科(従来シナノキ科)Muntingia calaburaが果実がサクランボに似ていることから同名ナンヨウザクラと称されている。このナンヨウザクラ2種ともにヨーロッパ人が熱帯アメリカ(西インド諸島)から東南アジア(南洋)にもたらしたものである。海外進出の遅れた日本(兵?)は南洋で初めて見たので、ナンヨウザクラの和名になったのだろう。 |
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雑感 赤色の花が美しい。チェンマイでは所々で見かける程度で植栽はそれ程多くはない。 |
サンゴアブラギリ(イモサンゴ) |
雄花 | 雌花 | |
チェンマイ市内で撮影 | 花序 | 果実 |
葉 | 幹の最下部の膨らみ | 雌花先開花 |
科名属名 学名 | トウダイグサ科ジャトロファ属 Jatropha podagrica |
タイ名 | หนุมาณนั่งแท่น(ハヌマーン・ナンテン) |
原産地 | 西インド諸島、熱帯アメリカ。 |
特徴 | 花はテイキンザクラに似る。葉は大型の3~5裂葉で、幹の下部に大きな膨らみがある。 |
観察 | 雌性先熟 撮った画像で雌花を探したら同一花序内に雄花と果実の画像ばかりである。い再度出かけて雌花を探したら先に咲いていたので、再度取り直したのが最後の画像である。もっとよく探したら、雌雄花が同時に咲いているものも僅かながらあった。植物の雌性先熟は雌蕊が雄蕊より先に熟す意味が一般的だが、これは花の雌性先熟というところか。 |
雑感 | 樹高は1m程でこじんまりしていて、花もそこそこ美しいので軒下に直植え、又は鉢植えしてあるのをよく見かける。 |
モミジバサンゴアブラギリ |
雄花 | 花序 | |
チェンマイ市内で撮影 | 果実 | 葉 |
科名属名 学名 | トウダイグサ科ジャトロファ属 Jatropha multifida |
タイ名 | ฝิ่นต้น(フィントン)、มะระกอฝรั่ง |
原産地 | 熱帯アメリカ。 |
特徴 | 花はテイキンザクラに似る。樹形はひょろ長く、葉は大型で深裂、葉先はモミジ葉に類似。 |
雑感 | 樹高は2~3mでひょろ長く、花序は頂生なので花は見え難い。チェンマイでの植栽は極めて少ない。 |
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