Jatropha curcas /ナンヨウアブラギリ
 科名属名学名 トウダイグサ科Jatropha curcas              別和名ヤトロファ クルカス
 タイ名 สบู่ดำ(サブー・ダム) サブ―=石鹸、ダム=黒色   黒い石鹸の意
 その他名称 英名Barbados nut、Physic nut  
 原産地等 中南米。                               タイでは植栽は何処でも可。
 用途等 種子油はバイオディーゼル燃料として注目。
   
 雄花  雌花(受精して子房肥大)
   
 チェンマイ郊外で撮影  花序  果実

   
 裂開果実  葉  幹
     
 果実多数  裂開果実から取り出した種子  

樹形・幹・葉 高さ2~4m(半?)落葉樹。幹・枝は分枝多。樹液多。葉:単葉、互生。7~16cm広心形、3~5浅裂。
花・果実 花:雌雄異花同株、同一花序。黄緑色花弁5、雄蕊10。同一花序内の雌花少数。花序?。             果実:さく果。長さ3~4cm楕円形。黒熟し裂開3片。 種子:黒色、通常1~2個と少ない。 
花期 6~8月開花・結実。
 *本種はJatropha属であるが、同属の3種とは花の色形や植栽目的が異なるので、別ページとした。
 
植物情報 雌雄異株の情報があるが、タイHPは雌雄同株情報であり、掲載画像の株も雌雄同株である。ただし、本種はタイでは外来種なので正確な雌雄異株情報は不明である。いくつか品種もあるようで、タイには3種あるとの情報がある。
 
雑感 近年、種子油がバイオディーゼル燃料として注目されている(やや下火かな?。本種はタイでは大量栽培が可能であること、さらには天然資源に全く恵まれないことから、本種に対する期待は非常に高いものがある。

本種の樹液・種子油は毒性があり、また花は美しいとは言えないので、植樹は極めて少ない。タイ名サブ―・ダム(黒い石鹸)は、種子油を石鹸替りに、シャボン玉遊びに利用という意味である。

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