Balakata baccata / ポーバーイ
 科名属名学名 トウダイグサ科 Balakata baccata                別和名バラカタ・バッカータ
 タイ名  โพบาย(ポーバーイ)、สลีนก(サリーノック
 その他名称 英名ー        中国名ー浆果乌桕
 原産地など インド・東南アジア・中国雲南。                 タイでは普通の林に生育。
 用途など 木材・薬用。 格別のの用途はなさそう。
   
 花序(雄花)  花序(雄花序)
   
フアイケーオ樹木公園にて撮影  果実 果実と葉
     
 葉  幹  

 樹形・幹・葉 高さ30m常緑樹。極冠大。幹はかなり通直  葉:単葉・互生長さ3~14cm卵形先尖。全縁。
 花・果実 花:雌雄異花同株又は雄株。雄花は花径1mm。咢2~3裂黄白色・花弁無・雄蕊2。
          雌花は雄花に類似し花径3~5mm。枝先に総状花序、上部に雄花・下部に雌花・又は全て雄花
       果実:蒴果。径1cm程扁球形。赤紫色に熟して裂開。種子は1~2個 *(3個ではない?) 
       *中国名は浆果乌桕とあるので、果実は蒴果ではないのかもしれない?本種の植物情報は出典によりかなり異なっている。
 花期 1~2月開花、3~4月着果
 
 雑感 チェンマイ・フアイケーオ樹木公園や、シリキット植物園にもかなりの数が生育していた。かなりの大木で樹姿雄大である。タイへの出発前に開花・果実情報をFlora of Chinaで調べて、雄花は樹の上部に、雌花は樹の下部に咲くと、うろ覚えに誤記憶していた。帰国してThe Wild Trees in Thailandで調べてみると、同一花序内の上部に雄花、下部に雌花とだけ記載がある。幸い花序は多数撮ってきたので、眼を凝らして雌雄花を探したが解らなかった。翌年3月に訪問して、再度眺めると花を撮影した樹にも果実は全く無く、別の樹には果実が生っていた。Flora of Chinaの記載など全く頭から消え失せていたので、説明がつかなくなって掲載を見合わせていた。

植物三昧さんのブログに本種が掲載されたので、花序について問い合わせた。標本調査の手数とおかけし、Flora of Chinaの記載も示して頂いた。 「male at upper part, female at base, or sometimes all male」、私は記憶間違いにようやく気づいた。そして撮影したのは全て雄株だと判った。これなら説明できる!!
そもそもは自分の迂闊さ、忘れっぽさに起因することをウダウダと書いて申し訳ない。とにかく解って好かった。曇っていた心が晴れ晴れして救われたが、、、、私は本当に素人だなあと思い知った。

果実の生った樹は覚えているので再度その花序を撮りたいが、老人独り旅のタイの山歩きはそろそろかな?


満開のポーバーイの極冠部   *この樹は雄株と思われる!


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