Euphorbia neriifolia /キリンカク
 学名 Euphorbia neriifolia (syn)Euphorbia ligularia
 科名属名  トウダイグサ科ユーフォルビア属
 タイ名 ส้มเช้า(ソム・チャオ) 
 その他名称 英名Indian spurgetree  中国名 麒麟角
 原産地等 インド原産。 
 用途等 葉・樹液は薬用多。
      
 花序  雄花
   
 チェンマイにて撮影 雄花と雌花  満開(花序は超多数)

   
 葉  幹(綾5)  幹(根本)

樹形・幹・葉 高さ3~5m常緑樹。幹に綾3~6、棘多数。樹液白色。葉:単葉、互生。10~15cm倒卵形。肉厚。
花・果実 花:雌雄異花。杯状花序を多数着生(綾上に着生多い)。果実:タイHPの記載は乏しく不明。
花期 不明     (画像の花は12月~1月撮影)
 
観察ー杯状花序。トウダイグサ科ユーフォルビア属の花序は杯状花序であり、キリンカクで観察を試みた。
杯状花序の杯とは、雌雄花がその中で成長する杯(又は皿)の形をしたもので苞葉に由来する。杯の周囲を囲む茶色の弁(5つ)が苞葉の変形である。雌雄異花で、雌花と雄花は別々の胚の中で成長する。
掲載の雄花画像からは、杯の中の雄花が見て取れる。雄花は無花被で雄蕊一つだけからなる。雄花の根本の緑色の部分は花柄である。一つの胚の中に順次に10個余開花するようだ。雌花は、雄花の胚の両横の杯の中にから雌花1本の柱頭が伸び出ているのが見て取れる。雌花も無花被で雌蕊一つだけからなる。

*ユーフォルビア属は日本には、ポインセチア、白雪姫、ハナキリンなど多種あり花の基本形は同じである。
なお、観察は正確かどうか心細いが、多少の間違いはあっても先ずは挑戦ということで!
 
雑感 チェンマイ市内を散策していたらキリンカクを植栽してある庭先を見かけ撮影した。上記画像のキリンカクを撮影中に家にお住まいの方が出てこられた。訊くと、小さな苗を植えておいたらどんどん成長し7年経過とのことだった。花は美しいというより変則!葉が少なくて緑陰にはならない!食用にならない!棘が多い!
如何ですかとおっしゃるので、、う^^^ん、ちょっと変わった木ですねえとだけ応えておいた。丁度花が満開で訪花昆虫が多数いた。画像掲載して改めて見てみると、それなりに庭先を飾っているように見えるものだ。

シリキット植物園のキリンカクの大樹。 花は満開している。葉は所々にみえる。樹齢10年以上と思われる。

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