Mallotus philippensis / クスノハガシワ
 科名属名学名 トウダイグサ科Mallotus philippensis 
 タイ名 คำแสด(カムセート)    カム=金、セート=赤橙色
 その他名称 英名       中国名ー粗糠柴
 原産地等 東南アジア・中国南部。沖縄県    タイでは雑木林・湿林に生育。石灰質の土壌を好む。
 用途等 各種薬用。 
     
 雌花 雌花序 
   
 チェンマイ市内にて撮影  果実  果序
   
 葉  幹  極冠付近の様子

樹形・幹・葉 高さ5~25m常緑樹。    葉:単葉、互生。長さ6~10cm楕円形先尖。やや波状、全縁。
花・果実 花:雌雄異株。白黄色小花で花弁0。雄花は萼片3~4・蕊多数。雌花は萼片5、柱頭3裂。集散花序。
       果実:さく果。径0.5~1cm球形縦筋3.赤橙色に熟。裂開3片. 
花期 3~5月開花。4~6結実。
 
トウダイグサ科Mallotus 属  「Flora of Thailand」によれば、タイでは36種(含むTrewia属)もある大きな属である。我が国にもアカメガシワ(Mllotus japonicus)他数種が知られている。少しづつでも掲載したいものだ。
 
雑感 チェンマイ市内に数本生育していて赤い果実に気が付いて撮影した。雄株もあるかと付近を探したが見つからなかった。トウダイグサ科の植物の花は地味で気が付き難い。果実を見て気が付いた頃には花は既にないことが多い。花の撮影には1年待つことになるが、1年後の訪問は不明・不確実なうえに、近年は異常気象で開花時期は1ヶ月ほどずれることも多々ある。短期旅行者には樹木の花や果実を揃って撮影するのはなかなか厄介である。

*果実の赤色の表皮から赤橙色の色素(カマラ)が採れ、インドでは衣類(特に絹糸)の染料として利用されているようですが、タイでの利用はなさそうです。

 TOPへ


inserted by FC2 system