Triplaris cumingiana  / トリプラリス・クミンギアナ
 科名属名学名 タデ科 Triplaris cumingiana                       和別名アリノキ     
 タイ名 ปาโลแซนโตส(パーロー・セントート) 
 その他名称 英名Long john, Mulato tree、(Ant tree)  タイでは比較的最近の外来種で植栽は少ない。
 原産地 熱帯アメリカ(パナマ~北部ペルー)原産。
 用途など 装飾樹として公園・街路に植栽。 
      
雌花  雄花序
   
チェンマイ市内にて撮影(雌株満開)  雌花序 結実
   
落下果実 

 樹形・幹・葉 高さ10~20m常緑樹。幹は灰白色で樹皮は剥落多。葉;単葉・互生。長さ15cm長楕円形先尖。
 花・果実 花:雌雄異株。雄花は白色の小花。雌花は赤色の小花。総状花序。
       果実:翼果。花被(萼?)3枚が成長・翼化して果実を包含。
 *タイでは最近の外来種のためか、植物情報が少なく花・種子の詳細情報は不明。
 花期 12月~1月開花。  
 
アリ植物 本種は幹や枝の空洞に攻撃的な蟻((Pseudo­myrmex triplaridis)が共生し、他生物からの保護の役割を担っている。いわゆるアリ植物の1種であり、英名Ant treeと称される所以である。本属には他にも和名アリノキ(Triplaris americana)がよく知られていて、同様にアリ植物の1種である。

*樹を眺め、撮影画像をチェックしているが、未だ共生の蟻(Pseudo­myrmex triplaridis)は見付けていない。
*タイでは本種(Triplaris cumingiana)の英名はAnt treeが多く見受けられる。
 
 雑感 チェンマイ市内でちょくちょく見かける。満開時は雌株は赤花超多数で実に美しい。雄株も白花多数で劣らず美しく、並べて植栽されていることも多い。。チェンマイの気候・土壌に合うのかよく成長して大樹になっている。乾季(観光シーズン)の花木の少ない頃に満開するためか、花博公園には多数植栽されている。

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