Terminalia catappa /モモタマナ
 科名属名学名 シクンシ科Terminalia catappa
 タイ名 หูกวาง(フー・クワーン) 
 その他名称 英名Sea almond, Indian almond  インドネシア・マレー名Ketapang 中国名-欖仁樹
 原産地 熱帯アジア・太平洋諸島
 用途など 種子食用。木材(建材・家具)。街路樹。        *トラート県(東部)の県木。
  
 花
 
 チェンマイにて撮影  花序と葉
   
 果実  葉  幹

 樹形・幹・葉 高さ8~25m落葉樹。樹形開張。
          葉:単葉・互生,枝先密集。長さ15~30cm倒卵形。落葉前に全紅葉。
 花・果実 花:雌雄両性花・同株同花序。先端に雄花,基部に雌花・両性花。白緑色の小花。穂状花序。
        果実:核果。扁平。内果皮はコルク質状で種子を包み水浮揚可。種子:細長4稜形。仁は食用。
 花期 開花通常2~3月。個々の樹木によって開花結実落葉はかなり相違がある。*年2回開花?。
 
 植物染料 葉を使って、繊維を緑色に染色する。
 仏典に縁の植物  タイ名หูกวาง(フー・クワーン)は鹿の耳の意で、葉の形が鹿の耳に似ていることに縁る。ブッダの初転法輪の地,インドのサールナートの地名は鹿の園の意で、鹿が多数棲んでいた。漢訳仏典では鹿野苑と訳されている。フー・クワーンは初転法輪の地サ―ルナ―トを偲ぶ植物である。
 
 雑感 チェンマイでは寺院を始め至る所に植樹されている。大きな葉が紅葉したときは美しくよく目立つ。年2回くらい落葉するようで,乾期末には深緑の樹,紅葉の樹,全落葉の樹を時を同じく見かける。

*英名Sea almondは海辺の植物を連想させるが,山地のチェンマイにもたくさん生育している。

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