Terminalia chebula /ミロバラン
 科名属名学名 シクンシ科Terminalia chebula                         別和名カリロク。
 タイ名 สมอไทย(サモー・タイ) 
 その他名称 英名Myrobalan   インド・ベンガル語ハリタキ   中国名-訶子 訶黎勒
 原産地 インド・熱帯アジア大陸部                
 用途など  果実は薬用(下痢止め),染料原料。木材(家具・車両)
      
 花 花序
   
 チェンマイにて撮影  幼果実  果実
     
果実 幹   

 樹形・幹・葉 高さ10~20m落葉木。 葉:単葉・ほぼ対生。長さ6~15cm楕円形
 花・果実。花:白黄色,無花弁。円錐花序。 
       果実:核果。径3~4cm球形。楕円形5稜。種子1個。黒色,皺に熟。
 花期 5~8月開花。果実は10~1月熟。
 
 薬用 果実は整腸・下痢止め,抗菌作用がある。
*我が国への伝来は古く,正倉院の種種薬帳に記載の呵梨勒(カリロク)は,このミロバランとされている。
 植物染料 樹皮/果実を使って、繊維を黄緑色/灰色に染色する。
 
 仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「ブッダは成道後,激しい腹痛を患われたが,それを見たインドラ神(帝釈天)がミロバランの果実を捧げられ,ブッダは忽ちにして快癒された。」
北伝仏典も同様の伝えである。
ミロバランの梵語名はハリタキ,漢訳仏典名は訶梨勒(かりろく)である。 *ハリ→訶梨?
 
 雑感 チェンマイでは寺院に植樹多数。

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