Colocasia esculenta /タロイモ、Colocasia gigantea /ハスイモ(蓮芋) 

 Colocasia esculenta / タロイモ (サトイモ)
 科名属名学名  サトイモ科Colocasia esculenta
 タイ名 เผือก(プゥアク)、ตุน(トゥーン
 その他名称 英名(Wild) taro   中国名ー 芋头、芋,
 原産地・分布 マレー原産?。早くから熱帯・温帯各地で栽培され、品種・名称はは多種多様。
 用途など 根茎(球茎=芋)・茎・若葉を食用。 
     
 茎  根茎(球茎≒球根)*親芋
   
 チェンマイ市内にて撮影  湿地に繁殖  野菜市場にて  茎
     
 野菜市場にて 根茎(親芋)   野菜市場にて 根茎(親芋)  食品市場にて 料理された根茎

 樹形・幹・葉 高さ1m迄の多年生草本。根茎は芋(親芋)、葉:単葉・互生。広卵形大型。葉柄は長く海綿質。
 花・果実 花:雌雄異花同株。黄色の仏炎苞に囲まれた肉穂花序の上部に雄花・下部に雌花を開花。            果実:径2mmの極小の種子。 
 花期  品種にも依るが開花結実は稀もしくは無し。       
 
 野菜 根茎(球茎)・茎(葉柄)・若葉を野菜として食用にする。芋は蒸してデザートに利用されることも多い。
     茎「ずいき」は、主としてケーン(スープ)の具に利用される。
 
 雑感  タイのタロイモ(Colocasia esculenta)も日本のサトイモ同様に多種あるColocasia esculentaの栽培種の1種である。日本のサトイモは子芋が多数でき、子芋を食用とするが、タイのタロイモは1個の親芋を食用とする。親芋の形状はさまざまで多様である。タイで芋といえば、このタロイモの意味である。
私は子供の頃、母が「ズキ汁」といって茎を具にした味噌汁をよく食べた。市場で茎を見ると懐かしいなあ!。


Colocasia gigantea /ハスイモ(蓮芋)
 科名属名学名  サトイモ科Colocasia gigantea
 タイ名 อ้อดิบ(オーデップ)、ตุน(トゥーン
 その他名称 英名Giant elephant ear、 Giant taro    中国名ー大野芋
 原産地・分布 東南アジア(タイに多い)・中国等。 
 用途など 茎・若葉を食用。(球茎は食用しない)。観葉植栽。
     
 茎(本種の茎かな?)
 
 チェンマイ・シリキット植物園にて撮影  名表札 (葉柄=茎を食用と記載)

 樹形・幹・葉 高さ1.5~3m多年生草本。 葉:長さ40~60cm卵形。葉色はタロに比べ少し黄色含みの緑色。
 花・果実 花・果実は上述タロに類似。
 花期  花期?       
 
 野菜 茎(葉柄)、若葉を野菜として食用。
 
 雑感 シリキット植物園で見かけたので撮影した。葉が大きく圧倒される。超巨大な葉の園芸種もあるようだ。
本種も栽培種の1種で茎を食用にするが、根茎(芋)は、毒性(シュウ酸Ca)が強く、食用にはならない。
*市場で販売の茎は、本種の茎か、タロイモの茎か不明である。


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