Barringtonia racemosa /サガリバナ
 学名 Barringtonia racemosa
 科名属名学名 サガリバナ科Barringtonia racemosa                    別和名サワフジ
 タイ名 จิกสวน(チックスアン)、จิกบ้าน(チックバーン)
 その他名称 英名 Common putat   マレー名Putat Kampung     中国名-紅花玉蕊
 原産地 インド・東南アジア   日本(奄美大島以南の湿地)
 用途など  装飾樹として庭木等。

  
 花
 
 チェンマイ市内の寺院・ワット・プラーサートにて撮影  花序
   
 果実  葉  幹

樹形・幹・葉 高さ2~20落葉樹。樹形は横広がり。葉:単葉,枝先に密互生。15~30cm倒卵形先尖。
花・果実 花:白色~赤紫色。花弁4,雄蕊長く多数。長さ70cm総状花序下垂。
      果実:径3cm卵形、菱4あり。果皮は繊維質で水浮揚可。種子1個。
花期 6~8月開花。 (開花は夜間で,短期に落花。)開花直後に結実。
 
名称 サガリバナは我が国(奄美大島以南)に生育している。掲載の種は我が国のサガリバナの花とは色・形が少し異なるようにも見えるが名表板にはBarringtonia racemosaとあるので,タイトル和名もサガリバナとした。
タイのHPには白い花も見られること,さらにはFlowers of Indiaに掲載のBarringtonia racemosaは赤い花であることから同種と思われる。
 
雑感 サガリバナはチェンマイ(タイ)には多数植栽されている。開花は雨季で,水辺を好んで生育するが水辺でなくても育っている。一つの花は一夜花であるが長い花序に順次咲くので全体としての開花期間はそこそこ長い。チェンマイのホテルやレストランでは玄関に植えて開花期に夜間ライトアップするところもある。

本種は寺院にも多く植栽されている。これは,仏典の植物ムチャリンダノキはBarringtonia acutangulaが本命であるが,広くはバーリングトニア属の1種と推定されていて,本種もまた仏典の植物とみなされるからである。

満開のサガリバナ チェンマイ市内の空き地に生育。下に赤く見える落下花は一夜分である。
     
 落下した花
 
 チェンマイ市内にて撮影(この空地・樹は既に無い)  落下した花

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