Clusia rosea / オートグラフ・ツリー
 科名属名学名 フクギ科 Clusia rosea  (syn)Clusia major
 タイ名 เกล็ดกระโห้(クレット・クラホ)
 クレット=鱗,クラホ=タイの特大の鯉。葉をタイの大型鯉の鱗と見立てたもの。

パーカーホ(タイ語: กระโห้、英語: Giant barb)はコイ科で最大の魚である。Wikiより引用。
 その他名称 英名 Autograph Tree, Copey, Balsam apple  
 原産地  西インド諸島原産。 熱帯アメリカ他,熱帯各地に植樹。     タイでの植樹は少ない。
 用途など 公園などに観賞樹として植栽。
      
 花蕾  花 (昆虫が液を吸っている)
   
 チェンマイ花博公園にて撮影(成木)  果実  葉(フイリ種)

<画像追加>
     
 花  花
   
 チェマイ市内にて(鉢植えは2つある)  果実  裂開果実
 
 裂開果実ー種子(赤色)  葉  気根
     
根本付近  カムテイン市場での販売名 チェンマイ花博公園の幼木 

 樹形・幹・葉 高さ~10m常緑樹。  葉:対生,単葉。暗緑色。長さ20cm楕円形。葉身は肉厚で文字を書ける。
 花・果実 花:.白色~桃色,花弁6~8枚。雄蕊が機能退化した雌花あり。単花。
       果実:さく果。裂開星形7~9片。    種子:赤色粘液質。多数。
 花期 11~1月開花  (他の時期にも開花を見ることもある。)
 
 雑感 タイでは植物園以外では殆ど見かけない。タイの植物とはいえないかも。
 
 追加画像
 チェンマイ市内を散策中に鉢植えの低木に花が咲いているのを見かけ撮影しておいた。次回訪問時に再び見ると見事な裂開果実が生っていた。種名が判らず1年余り保管していたが、最近カムテイン植物市場で本種が売られているのを見かけ名前を訊いたらクルーシア(กลูเซีย)だと教えてくれた。いろいろ調べているうちに、花の形を思い出し、本種はClusia roseaの幼木と判明した。

上段の成木と同種なのだが少し様相が違う。花が好く咲き、やや変わった果実もよく生る。何よりも気根があるのだ。そういえば上記の成木の特徴を書いていときに、本種(Clusia rosea)は、鳥によって種子が散布され、樹上で芽生えて長い根を出して生育し、やがて ホストを絞め殺してしまうという記事を読んだことがあるのを思い出した。成木を見ているとそんな樹には見えないし、タイのHPでは読んだことがないので割愛していた。
今更ながらではあるが、以下の通り、追加訂正記載を致します。
1.種子は鳥類により被食散布され、他樹の上に落下して生育、気根を出してホスト樹を絞め殺すことがある。
2.タイでは、幼木は装飾樹として鉢植えや庭木として植栽されている。

*情報を確認したカムテイン植物市場の店では、本種は幼木(販売名าีพีกลูเซียクルーシア←Clusia)と成木名は別種の扱いで販売されていた。この2つは同じ樹じゃないのと訊いたら、「そのとおりです」とのこと。
*成木を撮影した花博公園にも幼木は数本植えられていたが名表板はなく開花してなかった。事務所の学芸員のかたに訊いたら、Clusia majorですとの答え!
なお、地面に直植えされている幼木は気根が余り目立たない。鉢植えのほうが気根は良く出芽するようだ。

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