Stereospermum colais/ケー・フォーイ
 科名属名学名  ノウゼンカズラ科・学名 Stereospermum colais 
 タイ名 แคฝอย(ケー・フォーイ)、แคหิน (ケー・ヒン)
 その他名称 英名Padri wood、Yellow Snake Tree(←果実の形状に由来。) 中国名ー羽叶楸
 原産地・分布 インド・スリランカ・東南アジア・中国南部。      タイでは雑木林・湿林に生育
 用途など 木材(建築用)。薬用あり。 

 
 花 花序
 
 シリキット植物園にて撮影  果実(かなり長い)  葉
     
 幹  落下花  

 樹形・幹・葉 高さ25m迄落葉樹。極冠大。幹は通直または2~3分枝。樹皮に小裂。
          葉:奇数羽状複葉・互生。小葉3~5対。長さ6~12楕円形先細尖。全縁。
 花・果実 花:花径1.5~2cm。咢茶紫色・花弁釣鐘型先5裂淡白黄色・雄蕊4。大きな円錐花序を頂生。 
       果実:蒴果。長さ10~75cm細長くて弯曲。綾4。種子は毛あり、多数。
 花期 花期5~6月 果期7~8月       
 
 雑感  本種の花期は雨季5~6月で蒸し暑く、爬虫類や節足・軟体動物が多くて森に入りたくない季節だが、意を決して訪タイした。撮影できた植物種は果実を含め多数で満足したが、高齢の身には難行苦行だった。
本種はシリキット植物園の細い通路脇に数本生育していて、予想通りに開花していた。花は思っていたより小花で、花弁は薄く白黄色。高いところに咲いていたので、鮮明な画像が撮れなかったは残念だった。落下花の雄蕊4の確認撮影も忘れしてしまったが、とにかくStereospermum属を撮影できて可としよう。

タイ原産のノウゼンカズラ科のソリザアヤノキカッツアゴンマルカーミアステプラタは、花が大きく肉厚で野菜として食用にされるが、本種は食用にされないようだ。花弁は小さく薄いからかな?

*南米原産のノウゼンカズラ科の花木は、チェンマイの街路の目立つところに植栽され色鮮やかに開花し、種子は多数で毛があり風散布されるが、植栽された場所以外では見かけることが殆どない。アフリカ産のアフリカン・チューリップツリーを稀に見かけるはある。何か理由があるのだろうかな??
観光シーズンの1~2月はタイは乾季の落葉期であり、タイ産の花木の開花は乏しい。最近は南米原産の多種のノウゼンカズラ科の植栽は(かなり)観光客を意識したものかなと感じることも、、、、個人的偏見かな?。

 極冠付近の開花&果実の画像
 

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