Spathodea campanulata /アフリカンチューリップツリー
 科名属名学名  ノウゼンカズラ科 Spathodea campanulata       別和名カエンボク(火焔木、火炎木)
 タイ名 แคแสด(ケーセート)    
 その他名称 英名African tulip tree    中国名ー火焔木、火焔樹
 原産地 西アフリカ原産。                       タイでは外来種で植栽地は限定的。
 用途など 街路・公園等に装飾樹として植栽。
      
 花  極冠の開花状況
   
 チェンマイ市内にて撮影 果実  葉

 樹形・幹・葉 高さ10~15m常緑樹。成長迅速。 葉:奇数複葉,対生。小葉は4~9対。4~6cm披針形先尖。
 花・果実 花:緋紅色,花弁は釣鐘形先端5裂。円錐花序。 
       果実:さく果。熟して裂開2片。  種子:翼有り、多数。
 花期 10~3月開花。
 
 雑感 チェンマイ市内では比較的目立つ場所に植樹されている。近年は植栽増加中である。
常宿の奥さんに名前を訊いたら,アフリカン・チューリップツリーと即答!ところがタイ名は知らないと言う。花の形色がチューリップに似ていて宿泊のヨーロッパ人には親しみ・人気があるので英名を知っておられたようだ。

本種はカエンジュ(Delonix regia)同様にアフリカ(マダガスカル)からヨーロッパ人が東南アジアにAfrican tulip treeと命名して持ち込んだものであり、ヨーロッパ人には思い入れのある植物である。英名African tulip treeのAfricanは原産地を、チューリップツリーは花の色・形から付けられている。南米原産で横や下に向いて咲く筒状花が多い中で、上向きに咲くチューリップは色・形ともに本種に相応しい名前である。アフリカン・チューリップツリーをタイトル和名とした所以である。

なお、本サイトではカエンジュ(火炎樹)も英名Flam boyantの英名意訳をタイトル和名としている。両種ともに和名は中国名に倣った名称使用が多いようだが、中国では外来種であり名称も比較的最近付されたものと思われる。中国名に倣うよりは英訳名のほうが適切と思う。なお、マダガスカル名が本源の名称と思われるが不明である。
*和別名カエンボク(火炎木)は中国名ー火焔木を文字変更したものかと思われる。

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