Acacia concinna / ソムポイ(シカカイ)
 科名属名学名  マメ科ネムノキ亜科学名 Acacia concinna               和名シカカイ
 タイ名 ส้มป่อย(ソムポイ)              
 その他名称 英名Soap pot   インド・ヒンディー語他シカカイ  中国名ー藤金合欢
 原産地・分布 インド・東南アジア・中国南部(少し)          タイでは各地の山麓・林に生育。
 用途など 葉は食用。果皮は洗髪用。根・茎・種子は薬用多。 
       
 シリキット植物園にて撮影 (大樹の上部に垣間見えた部分)  蔓の根本1
     
 花序  開花多数 果実
     
 果実  葉   枝の棘
     
 低木(高さ3m、通常の樹形?)  乾物屋にて 洗髪用 野菜市場にて

 樹形・幹・葉 常緑の木本蔓。蔓は長さ10m超に達する。幹・枝に短棘有。
         葉:2回羽状複葉・互生。烏片6~12片・小葉15~25対。長さ8~12mm線状楕円形
 花・果実花:萼筒・花弁5白色~白黄色。花冠小やや突出。芳香あり。径9~12mm頭状花序が円錐花序状に多。      果実:長さ8~12cm扁平帯形。茶褐色に熟,種子6~10個。  *花は紫色もあるようだ。
 花期 花期   4~6月開花、果期7~12月。   
 
 学名 Acacia concinnaには亜種 Acacia sinuataAcacia rugata等がある。Synonym扱いされてもいる。
 
 野菜 葉を野菜として食用にする。やや酸味が強くスープで食することが多い。
 
 雑感  ソンポイ(Acacia concinna )はチェンマイで植物に興味を持ち始めた数年前から見知っていたが、低木であり花・果実を見たことがなく掲載に至れなかった。
シリキット植物園を散策中にソンポイの名表板のある大きな木本蔓に遭遇し、初めて本種の生活形を知った。大樹に絡んだ蔓は極冠の上部で枝葉を展開し他樹にも伝播し、実に広大な樹姿である。
見上げても極冠の上部に展葉ため直接に見える部分が殆ど無い。他樹に伝播する隙間に枝葉に花を見つけて撮影した(3月) 8月に果実を探したが、何と見付けられなかった。まだ小さすぎたのかも?1月に遂に果実を見つけ、画像を得ることが出来た。ヤレヤレである。

花博公園民家園などにに植栽の低木を観察していたが、これは葉を食用にするための栽培であり、大きくなると枝打ちされてしまう!!(この栽培のソムポイの開花を待って多大の時間を費消=浪費?した)
この長年観察した低木が開花すかどかは未だに不明である。

本種の乾燥果皮は洗髪用材として、我が国では一般にシカカイの名称で知られている。掲載画像の果実は、洗髪用に乾物屋にて販売されているものを購入し掲載した。平べったく打ち伸ばしたものや、砕いたものも売られていた。*価格は超安価!

*同属のチャオムナームハンにも関連事項を掲載しておりますので、是非とも併せてお読み戴きたい。


ソムポイの果実多数
 

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