Xylia xylocarpa / ピンカド
 科名属名学名 マメ科ネムノキ亜科 Xylia xylocarpa  
 タイ名 ไม้แดง(マイ・デーン) 
 その他名称 英名Pyinkado.  インド・ビルマ名Pyin, Pyinkado 中国名-木莢豆 
 原産地 インド・東南アジア大陸部。
 用途など 木材(高級建築・造船・車両・橋梁)                  *ターク県(西部)の県木。
      
 花  満開の極冠の様子
   
 シリキット植物園にて撮影  果実  果実

   
 開裂した果実  葉  幹

 樹形・幹・葉 高さ20~30m落葉樹。樹皮は赤灰色 。 葉:2回羽状複葉,互生。小葉4~10cm卵形。
 花・果実 花:白~淡黄色の小花。    果実:莢果。灰褐色.鎌型。果皮は板状。
 花期 3~4月開花。 果実は5~7月熟す。
 
 名称等 タイ名ไม้แดง(マイ・デーン)はマイ=樹,デーン=赤色でこの樹の樹皮(芯材も)が赤味を帯びていることによる。 学名の種小名xylocarpaは板状(又は木質)の果実の意味で,ピンカドの果実の莢(さや)が板のように厚くて固いことを表している。
 
 植物染料 樹皮を使って、繊維を茶色に染色する。
 木材 木材はピンカド(インド,ビルマ名)と称されている。芯材は赤褐色で耐久性に優れる,床材(フローリング等)や船舶甲板に使用される。
 
 雑感 チェンマイの郊外の森や林によく見られる。樹皮が赤味がかっていて分かり易い。花も多数開花し樹形も好く、山や林ではよく見かける。果実は板状で厚くて固くて先端が尖っていて,シリキット植物園で撮影中に通路のコンクリート面に落下して,カーンと音がして驚いたことがある。市内に植樹されないのは果実の落下が危険なためと思われる。

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