マメ科Mimosa属2種 <Mimosa pudica / オジギソウ> <Mimosa pigra / マイヤラープ・ヤック>

Mimosa pudica / オジギソウ 
 科名属名種名 マメ科Mimosa属 Mimosa pudica 
 タイ名 ไมยราบ(マイヤラープ)                 和別名ネムリグサ(眠り草)、ミモザ。
 その他名称 英名Sensitive plant、Sleeping grass   中国名ー含羞草
 原産地など 南アメリカ(ブラジル)原産。世界各地に帰化分布。     我が国では沖縄県等に帰化。 
 用途など *雑草
     
 花(薄桃色)
 
 チェンマイの農園の土手にて撮影  果実
     
 葉  枝・幹に棘  水路にも進出

 樹形・幹・葉 高さ30~60cmの多年生草本(茎はかなり木質化)。茎は分岐し、基部は横延びる。棘が多い。 
          葉:2回偶数羽状複葉。葉柄の先端に羽状葉2対、羽状葉に小葉12~25対、長さ1cm。
 花・果実 花:花序径1~1.5cm、葉腋に薄桃色の球状花序。果実:莢果。数果放射状。果皮に剛毛あり。
 花期      通年。                            *タイでは各地至る所に見られる。
 
 Mimosa属について タイ情報によると本属は約480種ありその殆どが南アメリカ原産である。
タイにはMimosa pudica、Mimosa diplotricha(=Mimosa invisa)、Mimosa pigraの3種が侵略的に繁殖している。

またMimosa pudicaには3亜種あり、タイにはMimosa pucida L. var. pucida と Mimosa pucida L. var. unijugaの2種がある。*掲載画像の亜種名は不明です。
 
 雑感 チェンマイ近郊の農園を見学中に、水路脇の農道に咲いているのを見つけた。農園の方に訊いたら、マイヤラープという雑草とのこと、そしてマイヤラープにはヤイもヤックもあるよとのこと。マイヤラープで調べたらオジギソウだと判った。日本ではよく知られているが私は初対面だった。よく見ると水路にも伸びだしていた。


Mimosa pigra / マイヤラープ・ヤック
 科名属名学名  マメ科Mimosa属 Mimosa pigra
 タイ名 ไมยราบยักษ์(マイヤラープ・ヤック)、ไมยราบต้น(マイヤラープ・トン)ไมยราบน้ำ
 その他名称 英名Giant mimosa, Giant thorny sensitive plant,  
 原産地など 南アメリカ原産。熱帯各地に侵入繁殖。        タイでは各地区の淡水湿地に繁殖。
 用途など  雑草
   
 花序
 
 チェンマイ市内にて撮影  花序複数
     
 果実  羽状複葉  小葉
     
 棘  触れると葉は閉じ鋭棘が目立つ 湿地に大繁殖

 樹形・幹・葉 高さ4m常緑低木。分枝多展開盛。枝・葉軸に鋭棘多。葉:2回羽状複葉。小葉は超多数・線形。
 花・果実 花:花序径2~2.5cm球形。薄紫色。花梗2cm葉腋に対性。花序内に花柄無しの花が多数密集。
       果実:莢果。長さ6cm帯形。1花序に多数の莢果集合。果皮は厚く剛毛あり。種子多数。
 花期 通年。
 
 雑感 チェンマイ近郊の湿地や川沿いに多数繁殖しているので撮影しておいたが名前が判らなかった。上述のオジギソウのタイ名マイヤラープと聞いた時に、、ヤイもヤックもあるよとの言葉を思い出し調べて学名が判明した。このマイヤラープヤックは、南米(ブラジル)から侵入しタイの淡水湿地に大繁殖している厄介者である。
莢果は剛毛に覆われj頑丈で中に種子多数。この種子は長く生き、期を見て出芽・繁殖するようだ。

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