Nyctanthes arbor-tristis / インドヤコウボク
 科名属名学名 モクセイ科Nyctanthes arbor-tristis   (syn)Nyctanthes arbortristis   和別名 ヨルソケイ
 タイ名 กรรณิการ์(カンニカー) 
 その他名称 英名Night blooming jasmin  インド・ヒンディー名Paarijat(*サンスクリット名に同じ)
 原産地 インド原産  東南アジアに植栽
 用途など 装飾樹。香木。吉兆樹                *カーンチャナブリー県(西部)の県花。
     
 花  花序
   
 シリキット植物園にて撮影(高さ7~8m)  果実  葉

 樹形・幹・葉 高さ10~15mの常緑樹。。葉:単葉,互生(対生に近い)。楕円形先尖。
 花・果実 花:白色で花筒部分は橙色,花弁6。芳香。 果実:
 花期 ほぼ通年(8~11月開花旺盛)。 夜に開花し,朝方には落花。
 
 仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「過去28仏第19.スィダッタ仏はこの樹下にて成道された」とある。バーリ語名カニカーラであり,タイ名กรรณิการ์(カンニカー)に同じである。バーリ語名カニカラはもう1種,シロギリ(Pterospermum acerifolium)=タイ名กรรณิการ์อินเดีย(カニカー・インディア)とも推定されており2種推定されている。

「仏典の植物」(満久)では,本種はサンスクリット語名セパリカ,(パーリジャト)で漢訳仏典名ー畢力迦(ひつりきか)ではないかと推定されている。仏典での場面は不明。タイ名と漢訳仏典名は同一語源ではなさそうである。
 
 雑感 チェンマイには庭木などに植栽されているが,花は夜咲く小花でよく注意して見てないと全く気がつかない地味な樹である。
日本のHPを見ていたら,本種は高さ3~4m落葉樹との記載が多い。環境や育て方により成長が大きく異なる植物のようである。タイでも鉢植えすると高さ3~4mにしかならない。高さ10m以上の樹を探し掲載したい。

インドヤコウボクの庭木 高さ6~7mか思われる。 *残念ながら倒木されて現在はない。
 

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