Magnolia liliifera / モンター
 科名属名学名 モクレン科 Magnolia liliifera,(syn)Talauma candollei *Magnolia liliifera var. obovata  
 タイ名 มณฑา(モンター)มณฑารพ(モンターロップ) 
 その他名称 英名Egg magnolia  
 原産地 東南アジア                        タイでは南部タイのやや高地に生育。
 用途など  装飾樹。香木。
    
 花
   
 チェンマイ花博公園にて撮影 果実  葉

 樹形・幹・葉 高さ3^8m常緑樹。 葉:単葉,互生。長さ10~20cmの槍形。葉縁は波状。
 花・果実 花:黄色,蕚片3花弁6(3*2),雄蕊田蕊雌蕊多数。朝方芳香強。単花で下垂。果実:集合果
 花期 通年開花  (画像の花は10月撮影) 
 *上述の花の説明は、タイ語HPより翻訳したものである。バンレイシ科にかなり近い種と思われる。
 
 仏典の植物 南伝仏典の伝えるとこと,「ブッダの入滅の近いことを感じた高弟マハーカッサパは500人の比丘を連れクシナガラへ急ぐ。途中でジャイナ教徒に出会い訊ねると,彼はブッダは既に入滅して1週間経過していること,手に持つ花はブッダの遺体への献花を分けてもらったものであることを語った。」そのジャイナ教徒が手にしていた献花がこのモンターとされる。
北伝仏典も伝えは同様ながら,手にしていた献花については「仏典の植物」(満久)ではデイゴとされる。いずれも推定であり、どちらが正しいというものではない。

タイ名มณฑา(モンター)มณฑารพ(モンターロップ) はバーリ語名マンダーラワの音訳名である。
 
 雑感 華麗な花にして香りまた好しである。チェンマイで探すこと1年半にして漸く開花に出会えた。かって営業部で得意先回りで鍛えた足腰と根性は健在かな?。探索中の植物はまだ大分残ってるなあ。


 寺院に植樹のモンター近縁種  ランプーン県ワット・ハリプンチャイに植樹のモンター・ドン
*モンター・ドンの名表板が付けられていたが種名は不明。モンター(Magnolia liliifera)は小木で開花が少ないためと思われる。


 TOPへ


inserted by FC2 system