Michelia champaca / キンコウボク
 科名属名学名 モクレン科 Michelia champaca   (syn)Magnolia champaca
 タイ名 จำปา(チャムパー) 
 その他名称 英名Golden champak  インド語名多数Champaka インドネシア名Cempaka
中国名ー金玉欄、黄欄(欄は簡体字)
 原産地 ヒマラヤ原産。インド・熱帯アジア・中国南部。 
 用途など 花から香料。木材(家具・合板)装飾樹,街路樹。
      
 花  花
   
 ランパーンの寺院にて撮影  果実  果実(開裂)
     
 葉 幹   

 樹形・幹・花 高さ10~15常緑樹。 葉:単葉,互生。長さ10~18cm楕円形先尖。全縁やや波状。
 花・果実 花:灰黄~橙黄色。花被は10数枚細長、螺旋状に着。雌蕊多数・雄蕊多数。単花。芳香。
       果実:集合果(袋果型)。袋果は20~30果。熟して開く。 種子:種皮が赤色肉質化。2~4個。
 花期 3~11月開花(花期は長い)。果期も長い。
 *個々の袋果は合着せず分離している。集合果の概念は、古くは形態に基ずいていたものと思われるが、現在は果実形成の理論に基ずく概念であるのでこれは集合果である。同じモクレン目バンレイシ科の集合果実はもっと分離して普通の果実と変わりないものが多くある。形態からでは説明がつかなくなっている。
 タイ名 タイ名จำปา(チャムパー) は梵語名チャンパカに由来する。梵語名チャンパカは今もインドから東南アジアにかけ広く使われている本種の名称である。  
 仏典の植物  南伝仏典の伝えるところ「過去28仏,17.アッタダッスィー仏がこの樹下にて成道だれた」とある。北伝仏典では香木として知られている。
梵語名チャンパカ、漢訳仏典名ー贍波加(せんぱか)、贍(せんぷく)でタイ名と同一語源である。
 
 ラオス国花チャンパカ ラオスの国花はプルメリアであるが,ラオス名はチャンパカ又はチャンパーである。プルメリアがインドに持ち込まれたときに,chempakaと混同されインド・ヒンディ―名でChampaと命名され,この名称がラオスに伝えられたと思われる。
 
 雑感 黄花が多数咲き、香りも好く、果実も沢山生る。チェンマイでは至る所に植樹されている。


寺院に植栽のキンコウボク *ワット・チェンマンにて 
 

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