Citrus maxima / ブンタン(ザボン)
 科名属名学名 ミカン科 Citrus maxima  (syn) Citrus grandis                            
 タイ名 ส้มโอ(ソム・オー) 
 その他名称 英名Pomelo      中国名ー文旦(他多数) インドネシア- Limau 、Jeruk Bali
 原産地 インド東部原産。熱帯アジア~亜熱帯                  我が国でも栽培。 
 用途など 果実食用。 
      
 花  幼果実
   
 チェンマイ市内 寺院にて撮影  幼果実・葉  果実

 樹形・幹・葉 高さ8m常緑樹。 幹に小棘。  葉:単葉。長さ8~12cm卵形~楕円形。肉厚。全縁。
 花・果実 花:白色,萼片4花弁4~5。単生又は総状花序。 
       果実:ミカン状果。径10~25cm球形~楕円形,洋ナシ形。緑色~淡黄色に熟。種子多数。
 花期 12月~2月
 
 仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「「(ウルウェーラーにて)マハーカッサパを教化するにあたり,カッサパの住処での朝食前にヒマラヤ雪林からミカンの果実(日毎に,マンゴー,ムラサキフトモモ,アンマロク等になる)を持ち帰るという秘蹟を行った」とある。北伝仏典も同様と思われる。
梵語名エーラーワタ、ナーランコー、漢訳仏典名-蜜柑と思われる。

仏典に記載のミカンは種名不明である。タイの寺院には柑橘類の植樹はコブミカン(マクルート)が多いが、掲載画像の寺院ではブンタンが植樹されていた。なお、タイでは種名不明ながらも、Citrus aurantium(和名ダイダイ)を有力候補とする説がある。(タイのダイダイ(Citrus aurantium)の果実は緑色です)
 
 雑感 チェンマイ市内には植樹がかなりある。大きな果実の生る木の植樹はタイ人好みかも。

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