樹形・幹・葉 高さ8m常緑樹。 幹に小棘。 葉:単葉。長さ8~12cm卵形~楕円形。肉厚。全縁。 |
花・果実 花:白色,萼片4花弁4~5。単生又は総状花序。
果実:ミカン状果。径10~25cm球形~楕円形,洋ナシ形。緑色~淡黄色に熟。種子多数。 |
花期 12月~2月 |
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仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「「(ウルウェーラーにて)マハーカッサパを教化するにあたり,カッサパの住処での朝食前にヒマラヤ雪林からミカンの果実(日毎に,マンゴー,ムラサキフトモモ,アンマロク等になる)を持ち帰るという秘蹟を行った」とある。北伝仏典も同様と思われる。
梵語名エーラーワタ、ナーランコー、漢訳仏典名-蜜柑と思われる。
仏典に記載のミカンは種名不明である。タイの寺院には柑橘類の植樹はコブミカン(マクルート)が多いが、掲載画像の寺院ではブンタンが植樹されていた。なお、タイでは種名不明ながらも、Citrus
aurantium(和名ダイダイ)を有力候補とする説がある。(タイのダイダイ(Citrus aurantium)の果実は緑色です) |
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雑感 チェンマイ市内には植樹がかなりある。大きな果実の生る木の植樹はタイ人好みかも。 |