Citrus japonica / マルミキンカン(丸実金柑)  
 科名属名学名  ミカン科・Citrus japonica         (syn)Fortunella japonica
 タイ名 ส้มจี้ด(ソム・チット)  ソム=ミカン、チット=極小の            和別名キンキツ(金橘)
 その他名称 英名Kumquat  中国名ー金柑、 金橘(jīnjú、広東語読みgamgwat→kumquat)
 原産地・分布 中国南部原産。 中国・台湾・朝鮮・日本、タイ・ラオス・ヴェトナム 
 用途など 果実を食用、薬用(喉荒れ等)。
     
 花
 
 チェンマイ・カムテイン植物市場にて  花
     
果実   花&葉  

 樹形・幹・葉  高さ1m3常緑樹。枝に棘多数。葉:単葉、互生・長さ4~8cm卵形先鈍尖。革質。
 花・果実 花:花弁4~5裂白緑色・雄蕊多数。芳香強い。単生又は小花序。
       果実:ミカン状果(4~6室)。径1.5~3cmほぼ球形。黄色に熟、芳香あり。種子多数。 
 花期 4~5月花期、12~2月結実  (栽培種は年2回開花結実)     
 学名 タイ名ส้มจี้ด(ソム・チート)をNet検索し、更にThe plant Listで確認し学名Citrus japonicaとした。
 *キンカンに関しては属名・学名については諸説あるようだ。掲載種はマルミキンカンのようだ。
 
 果実食用:果実はそのまま全部、或いは果皮のみを生食、酸味あり。または甘露煮にして食べる。
 
 雑感  チェンマイのカムテイン植物市場で1月に撮影した。チェンマイ市内の民家の軒下に鉢植えがおいてあるのを見かけていたので、これだなと直感!タイ名ส้มจี้ด(ソム・チット)調べてみてマルミ金柑とした。種小名はjaponica(日本の意)で何かご縁がありそうだ。鉢植えは時期的にも、中国旧正月の飾り物用に販売されていたようである。日本に所縁のある植物をチェンマイで見るのも好いものである。

中国南部(及びヴェトナム)では旧正月(2月初旬)に柑橘類の鉢植えを飾る風習がありキンカンも好まれる(wiki日本より引用)。チェンマイでも旧正月の頃には本種の鉢植えがよく見られる。
*日本では正月の飾り物の鏡餅・注連縄等にミカンやダイダイを添えるが、上述の中国の風習との関連性の有無はよく判らなかった。

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