Citrus hystrix / コブミカン
 科名属名学名 ミカン科 Citrus hystrix 
 タイ名 มะกรูด(マクルート) 
 その他名称 英名Kaffir lime、Makrud lime、Leech lime  
 原産地等 インド・東南アジア。 
 用途等 葉は香味料。果皮は薬用、香油。 香木として庭先に植栽。
     
 花  花序
   
 チェンマイにて撮影  果実  葉
     
野菜市場にて  果実 野菜市場にて  葉   

樹形・幹・葉 高さ2~8m常緑樹。枝に鋭棘多。 葉:単葉、互生。卵形。ほぼ全縁。葉身より香油分泌
         *葉柄は両側に大きな翼葉を有し同様の大きさの葉身と連なる。見た目には括れた葉に映る。
花・果実 花:萼片5。花弁4~5白色の小花。葉腋に数花。 果実:ミカン状果。径4cm球形、果皮瘤多。種子多 
花期 ほぼ通年。
 
香辛料 葉を煮て香辛料とする。トムヤムに多用される。(葉は食べない) 
      果実の皮(生又は乾燥)を煮て香辛料とする。生の皮を擂り潰して料理に振り掛ける。
 
雑感 民家の庭先によく見かける。葉が括れているのが特徴で一見して本種と判る。葉は香味料として利用多く、スープ(グリーンカレー等)に入れる。その他用途多いが、本種のミカン状果肉は殆ど利用されない。
柑橘類はマナオ(果肉液利用)、文旦(果肉食用)、ベルノキ(飲料)、ゲッキツ(花香木)など、種別に利用が異なるので、民家の庭先には複数種の植栽を見かけることも多い。
*蜜柑(蜜柑)は仏典の植物であり、香りが好いので寺院内にも本種の植栽が多い。

 TOPへ


inserted by FC2 system