Spatholobus parviflorus /タオパンサーイ
 科名属名学名 マメ 科 Spatholobus parviflorus  (syn)Butea parviflora 
 タイ名 เถาพันซ้าย(タオ・パン・サーイ)   タオ=蔓、パン=巻く、 サーイ=左
 その他名称 英名  インドヒンディ-語Bando 中国名ー湿脉密花豆(湿は簡体字)
 原産地 インド・東南アジア・中国南部        タイでは雑木林、乾燥フタバガキ林に生育。
 用途など
      
 花  花序
   
 チェンマイにて撮影(茶色は莢果)  果実(種子1個)  葉

   
 根元付近(左巻き)  幹を巻き絞め蔓から小枝を出す 莢果の種子 

 樹形・幹・葉 長さ20m落葉木本蔓。蔓は他樹に左巻きに強く巻く。葉:三出葉。7~21cm卵先。全縁。
 花・果実 花:白色の小花、花弁5蝶型。  果実:扁平な莢果。種子は先端に一個。莢果の風散を助長。
 花期 5~9月開花。莢果は開花直後に結実し長期着生。
 
 雑感 大型の木本蔓植物である。タイ名必ず左に巻くことに由来する。巻き締めは強力で樹皮に食い込んでいる。幸いにして落葉樹なので,巻かれた他樹も何とか生き延びてはいる。Butea属の学名もあり,この属はハナモツヤクノキ(パラーシャ)やガウグルアなど精力増強剤とされることがあり,本種もその効能を謳われることがあるようだ。
果実は種子1個で風散布を助長するとの情報がタイHPにあったので、取り出してみた(画像)。種子は大きくやや厚めでそれ程に軽くはなかった。それ程には遠くまで飛散はしないと思われる。

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