Millettia kangensis/カチョ  &  Millettia macrostachya/カチョ・ヤイ 

 Millettia kangensis/カチョ
 科名属名学名  マメ科ミレテア属Millettia kangensis
 タイ名 ขะเจาะ(カチョ)、ขะเจาะน้ำ(カチョナム) 、
 その他名称 英名ー 
 原産地・分布 タイ北部の雑木林の川辺に生育。    
 用途など 本種は希少樹であり、保存植栽意外に用途は殆ど無い。 
      
 花  花序
   
 シリキット植物園にて撮影  果実  熟果
     
 葉  幹 学名を決定した位置と樹形画像 

 樹形・幹・葉 樹高10~15mの落葉中高木。葉:奇数羽状複葉,対性。小葉7~11枚。(*小葉は互生かも?) 
 花・果実 花:花径2~3cm。咢筒花弁5薄紫色、蝶形。枝先に15~40cmの長い総状花序多。
       果実:莢果。長さ15~20cm細長ナイフ形。灰褐色に熟して裂開。種子5~9個。
 花期 1-3月に開花。 果実は4~6月に熟す。1-3月に開花。 果実は4~6月に熟す。  
 タイ名について、Millettia kangensisとMillettia macrostachyaのタイ名は、ขะเจาะ(カチョ)、ขะเจาะน้ำ(カチョナム)の両名が同等に用いられており、タイ名での区別は事実上できないが、当サイトでは敢えてタイ名をタイトル名とした
タイ名同様に、両種は一般的なに識別なされていないのではと思われる。
 
 雑感  シリキット植物園の入り口前の川沿いに生育していた株を撮影したが、名表札がなかったので種名不明だった。調べてMillettia kangensisに違いないと、シリキット植物園の学芸員の方に訊いたところ、milletia属には似たような種が多くM.kangensisとは断定できないと言われて、本画像の掲載を断念していた。M.kangensisはチェンマイ市内にもあり、こちらの開花結実を期待したが、遂に遭遇できなかった。改めて本画像を精査したところ、"Wild trees in Thailand"に掲載の本種の画像の背景が同じで、株の幹の具合も同じであることから同一の株を撮影したものと確信に至り、掲載することにした。本来なら葉等の詳細な調査から同定するべきだが、私にはそのような能力はないのでご容赦願いたい。(なお、本株は2015、2月訪問の際は倒木されたのか無かった)
樹は、中高木で花も美しいがタイのマメ科の樹木では地味なもので、長めの総状花序が目立つくらいである。


Millettia macrostachya/カチョ・ナム
 科名属名学名  マメ科ミレテア属Millettia macrostachya
 タイ名 ขะเจาะน้ำ(カチョ・ナム)、 ขะเจาะใหญ่(カチョヤイ)、ขะเจาะ(カチョ)
 その他名称 英名ー                中国名ー大穗崖豆
 原産地・分布 タイ北部(チェンマイ県・メーホンソン県)の雑木林の川辺に疎らに生育するのみ。   
 用途など  本種は希少樹で数少なく、用途は遠い。 
      
 花  花序
   
 シリキット植物園(山頂)にて  果実  熟果
   
 葉  幹  名表札(M.macrostachya var macrostachya) 

 樹形・幹・葉 高さ8~15m落葉樹。
 花・果実   花序は長い。   果実:莢果。長さ40cmに達する果実あり。
    *樹形・幹・葉・花・果実等の特徴は上掲のMillettia kangensisにほぼ同じにつき、省略した。
 花期 1~3月開花。      
 
 雑感  シリキット植物園の山頂付近に植栽され、開花していたので撮影した。名表札は撮影時は無かったが、その後付されていたが、最近は付されていない。
本種はタイでは、かなりの希少樹であることから、シリキット植物園に保存を兼ねて植栽されたものと思われる。上掲のMillettia kangensisに非常に好く似ており、私には判別困難といったところである。札の付け違いがなかったことを祈るのみである。


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