Pterocarpus macrocarpus /パドウク
 科名属名学名 マメ科プテロカルプス属Pterocarpus macrocarpus    別和名ビルマシタン、ビルマカリン
 タイ名 ประดู่ป่า(プラドゥー・パー),ประดู่เลือด(プラドゥー・ルアト) 
 その他名称 英名Burmese rosewood  ビルマ名Padauk(パドウク)
 原産地 ビルマ,タイ,インドシナ              
 用途など 木材(高級家具,装飾用材)。花木として植樹。チョンブリー県(東部)の県木。ミャンマーの国花
      
 花 花序
   
チェンマイ市内にて撮影  満開  果実

 
果実に小突起があるのが特徴。

 樹形・幹・葉 高さ20~25m落葉樹。葉:奇数羽状複葉,互生(不規則)。小葉5^9枚互生。4~7cm卵形
 花・果実 花:黄色,花弁5蝶形。総状花序。 
       果実:莢果(翼果)。径4~7cmの扁平な円形。縁に小突起。種子1~2個。
 花期 3~5月開花 果実は通年着果。
 
 タイトル和名 タイのHP情報では本種はミャンマーに広く分布する一般的な樹種されていることから、ミャンマー名パドゥクをタイトル和名とした。
 プテロカルプス(Pterocarpus)属 属名は,プテロ=翼,カルプス=果実で,(単)翼のある果実という意味である(*2枚翼のフタバガキ属(Dipterocarpus)のdi=2がない。)。
満開の黄花や円形の単翼果実を見ると,ダルベルギア属(シタン属)の植物とは全く様相は異なる。
 
 植物染料 樹皮・材を使って、繊維を赤褐色に染色する。
 木材 優良な木材として広く知らている。
 
 ミャンマーの国花 パドウク(Pterocarpus macrocarpus )
National flower of myanmar の海外Net情報の検索ではPadaukである。参考情報一例myanmarburma.com。 他にWikipedia国際版など信頼できそうな海外英文情報や併せて検索されたい。
*PadaukをPterocarpus indicusとするのは、タイ発信情報で間違っていると思われる。
*沙羅双樹=サラジュ(Shorea robusta)はミャンマーの北部の一部地域にのみ生育するのでミャンマーの国花にはなりえません。
 
 
 雑感 チェンマイの市内での植樹は極めて少ない(アンサナが圧倒的に多い)が,乾燥フタバガキ林には代表的な高木として生育している。アンサナと好く似ていているが、パダウクは果実に突起があり、アンサナは果実に皺(葉脈)があるのが分かり易い相違点である。種小名はmacrocarpus(大きな果実)だが,果実の大きさはアンサナと似たりよったりである。
 

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