フィクFicus lacor /フィクス・ラコル |
科名属名学名 | クワ科Ficus lacor/ Ficus infectoria |
タイ名 | ผักเฮือด(パック・フゥアト),ต้นเลียบ(トン・リアプ) パック=野菜の意で、食用に繁用 |
その他名称 | 英名Wavy-leaved Fig tree Plaksa tree 中国名ー大叶榕(黄葛树) |
原産地 | インド,東南アジア |
用途など | 装飾樹,緑陰樹。若芽・若葉は食用。 |
花嚢 | |
チェンマイの寺院にて撮影 | 花嚢 |
葉 | 野菜用の若芽・若葉 | 幹 |
野菜市場にて | 同左画像を拡大 | 野菜市場にて パク・フアトの漬物 |
樹形・幹・葉 高さ8~15m落葉樹。気根を出す。葉:単葉,互生。葉身は長楕円形で先小尖。新葉は赤紫色。 | ||
花・果実 花:雌雄異花。多数の小さな雌雄花が花嚢内に開花。隠頭花序で小枝に着生する。 果実:イチジク状果。径1cm程球形。初めは白色だが,赤紫~黒に熟す。鳥の好物。 |
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花期 通年 | ||
野菜 若芽、若葉を食用にする。野菜市場で見るとパック・フアトの若芽・若葉だと判りがたいかも? | ||
仏典の植物 南伝仏典の伝えるところ「過去28仏第4.ティーパンカロー仏がこの樹下で成道された」とある。(ティーパンカロー仏は漢訳仏典では燃燈仏と思われる。) バーリ語名はピッパリ,ピンラッコ―, サンスクリット名はプラクシャ,ビンダラ,漢訳仏典名は毘陀羅(びだら)である。北伝仏典での登場は未把握。 なお,シッタルタ生誕に関する樹木をプラクシャと記載の仏典もあるようだが,古代インドの植物名は多様であり、この場合のプラクシャはムユウジュ(又はインドサラ)の意味するのではないかと思われる。 |
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雑感 チェンマイには多数の植樹。若葉は通年で出葉盛んなため食用には重宝で、よく食べられている。 寺院にも広く植樹されている。 なお、掲載画像のフィクス・ラコルの樹下に安置されているは梵天(ブラフマー神)像である。 |
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