クワ科2種
<Morus alba L / クワ(桑)>.
Morus macroura Morus Miq / ヒマラヤン・マルベリー

Morus alba L / クワ(桑)
 科名属名学名 クワ科・Morus alba L 
 タイ名 ต้นหม่อม(トン・モーム)
 その他名称 英名White Mulberry、Mulberry Tree,  中国名-白桑(白色の幼果実に由来)
 原産地など 中国の中~北部原産。 世界各地に分布(栽培)。我が国にも栽培(養蚕目的) 
 用途など 若葉は野菜として食用。果実は食用。葉は養蚕に利用。各部位薬用。
     
 雌花・雌花序
 
 チェンマイ・シリキット植物園にて撮影  果実
     
果実房  雄花序  葉
     
 栽培 (新葉食用のための栽培)    市場にて  果実

 樹形・幹・葉 高さ3~7m(20mあり)落葉樹。葉:単葉・互生。長さ5~16cm広卵形又は心臓形先尖。鋸歯。波状  
 花・果実 花:雌雄同株(異株あり)雄花:咢4花弁0雄蕊4.。雌花:咢4花弁0雌蕊1花柱無。
       果実:集合果(椹果)。長さ1~2.5cm長卵形。多肉質。深紫~黒色(稀に白色)に熟。  
  花期 12~4月開花、結実。
 
 果実 甘酸っぱくて美味しい。子供の頃は好く食べたので懐かしい味である。
 野菜  若葉を野菜として食用。      *野菜市場ではまだ見かけていない。
 
 養蚕の飼料として葉の利用。養蚕業(シルク織物)はタイ東北部で盛業であり、タイ・シルクとして著名である
 
 雑感 掲載画像は、チェンマイのシリキット植物園や花博公園等で撮影した。市内にも植栽はあるが今や少ないかも?我が国でもかっては養蚕業用に盛んに栽培されていて、農家育ちの私には、蚕や、桑の実など懐かしい限りである。タイのチェンマイに滞在していると故郷に戻ったように感じる。 (焼いたナマズも故郷の味です)


Morus macroura Miq./ ヒマラヤン・マルベリー
 科名属名学名  科属学名Morus macroura
 タイ名 หม่อนหลวง(ノーム・ルアン)
 その他名称 英名Himalayan Mulberry, Long Mulberry。 中国名ー長果桑
 原産地・分布 ブータン・ミャンマー・タイ・中国南部  タイでは海抜500m前後の渓谷や山麓に生育。 
 用途など 若葉食用。樹皮繊維は紙の製造に利用。材や葉は染料に利用。*果実の過摂取は有毒
      
 雌花序(と思われる)  花序多数
   
 シリキット植物園にて撮影  葉  幹

 樹形・幹・葉 高さ12m(30mあり)落葉樹。葉:単葉・互生。長さ12~17cm広卵形又は心臓形先尖。鋸歯。波状
 花・果実 花:雌雄同株。雄花:咢4花弁0雄蕊4.花序3~6cm。雌花:咢4花弁0雌蕊1柱頭2裂・花序10cm
       果実:集合果(椹果)。長さ10cm円筒形。多肉質。黄色に熟。  
 花期 花期 11月~1月開花。2~3月結実。      
 
 雑感 チェンマイ・シリキット植物園に数本植栽されていたので撮影した。花序は、高いところに咲いており、雌雄の別など判別可能な画像の撮影は出来なかったのは残念であるが、撮れただけでラッキーかな。

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