樹形・幹・葉 高さ10~20m常緑樹。幹は根本から分枝が多い。葉:単葉、互生。4~8cm楕円先尖。鋸歯。 |
花・果実 雌雄花同株混在。雄花序・雌花:淡黄色の小花。果実:液果。径0.5cm球形。黄色に熟。種子1個 |
花期 1~2月開花。2~3月結実。 |
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紙の材料 コイの樹皮繊維は古くは(700年ほど前か)、手漉き紙の材料として利用されていた。紙はกระดาษข่อย(クラダート・コイ)、紙を綴ったノートはสมุดข่อย(サムット・コイ)と呼ばれていた。ただ、生産量は極端に少なかったようである。タイ文字はヤシの葉に先の尖った鉄筆で、点を繋いで書かれるため、文書用に用いることが出来なかったからと思われる。本種の紙は殆ど保存されていないが、絵画が描くのに用いられたと思われる。
なお、手漉き紙の材料は100年程前にカジノキ(Broussonetia Papyrifera)にとって代わられている。更に印刷術の発展より紙の大量消費が始まり、紙の製法も変化し、材料樹種は多様化した。これに合わせてタイ文字はFontを紙印刷用にと変形された。線形を主体とした変形された印刷用書体は、逆に読み難いかも?。 |
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雑感 チェンマイでは街路や庭、空き地に多数生育し、また植栽されている。 |