Artocarpus gomezianus / ハートヌン
 科名属名学名  クワ科属学名 Artocarpus gomezianus                
 タイ名 หาดหนุน(ハートヌン)
 その他名称 英名?                      中国名ー 长圆 叶波罗蜜
 原産地・分布 インド・スリランカ・東南アジア・中国南部。      タイでは雑木林に生育。
 用途など  果実は可食。
   
雄花序かな? 雌花序かな?
 
 シリキット植物園にて(中央太幹は別樹) 果実 果実(花柱の痕跡あり)
     
 葉  幹  果実&葉

 樹形・幹・葉 高さ10m常緑樹。葉:単葉互生。長さ11~15cm倒卵形。肉厚。ほぼ全縁。
 花・果実 花:枝先の葉腋に頭状花序を単生。雄花序は径1~1.5cm楕円形
         雌花序は苞片盾形,花柱伸出。
       果実:複合果。径8cm近球形、表面光滑。黄色~赤色に熟。種子数個。果肉は黄色~赤色で甘味。
       (当情報は中国植物誌长圆叶波罗蜜  から抜粋引用。Google画像も参考にした)
 花期 花期 2~3月開花  3~5月結実   (掲載画像は5月撮影)
 
 雑感 シリキット植物園の広場前に開花?結実していた。本種は市内にも数本あるが、開花結実を見たのはこの樹が初めてである。 ジャックフルーツ等が属するクワ科Artocarpus属は、雌雄異花序(頭状花序)、果実は複合果実なので本種も同様に違いないと決めつけ調べた。雌雄の頭状花序の形が好く似て判別がしずらいが、雌花序は雌蕊花柱が表面から突出しているので画像チェックしたが画像不鮮明で判別はイマイチ!頭状の雌花序が成長した大きな果実の表面には、雌花(花柱)の痕跡があるはずとチェックしたら、痕跡は疎らに辛うじて写っていた。イチジク属の隠頭花序に似ているが、これは頭状花序であり、ジャックフルーツと同属である。

広場は掃除された直後のようで落下花序・果実を拾えなかったが、同園事務所に頼んで果実を得、複合果実の中の構造も撮り、試食もすべきだった。いつもながら、詰めが甘いなあと反省!
撮影~帰国~植物情報調査、、、これでは撮影時には着眼点が解っていないのだから、仕方がないといえばそうなのだが、、、素人の非力さを痛感!

チェンマイではクワ科Artocarpus属の樹は他にも見かけるが、開花結実する種はジャック・フルーツとパンノキくらいのものである。フクギ科Garcinia属(マンゴスチン等)も開花結実する種は殆ど見かけない。両属は基本的に海洋性の気候を好むのだろう。

*本種の果実画像については、植物三昧さんが掲載しておられたので質問をし、その後に勝手ながら質問取り消しという申し訳ないことをしました。先ずは自力で精一杯努力をして調べるべきと考え直しました。
間違いをご指摘戴ければこれに勝る幸いはありません。

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