Glochidion sphaerogynum / クライマンプラー
 科名属名学名 コミカンソウ科 Glochidion sphaerogynum
 タイ名 ไคร้มันปลา(クライ・マンプラー)、 มันปลา(マンプラー)
 その他名称 英名ー         中国名-圓果算盤子(圓と盤は簡体字)・・果実が算盤に類似?
 原産地 インド・ヒマラヤ・東南アジア大陸部・中国南部 タイでは海抜300~700mの山間林に生育多。 
 用途など 果実が目を惹くので装飾用植栽あり。若芽・若葉は食用(酸味苦味あり)。樹皮等薬用あり。
 
 雄花序  雌花序
   
 シリキット植物園にて撮影 幼果実 果実 
     
 熟果実  葉  幹

 樹形・幹・葉 高さ15m常緑樹。極冠卵形。葉:単葉・互生。長さ4~12cm長楕円形先鋭尖。若葉は赤い。
 花・果実 花:雌雄異花同株。萼片6(3枚2層)花弁無。雄花は花径3mm花柄1cm、雌花は花径2mm花柄3~5mm        果実:さく果。径1~1.2cmやや扁平な球形、8~12片からなる。種子数?
 花期 11月~1月開花。果実期は長く、熟果実は8月に撮影した。
 
コミカンソウ科Glochidion属は、Flora of Thailand によれば、タイには22種分布し、世界的には200~300種あると推定されている。本種は、北タイではよく見かけ、またWild trees in Thailand vol1にも掲載されていることから、本属のなかでは主要な種と思われる。
 
 雑感  シリキット植物園には多数生育している。開花に気付くこともなく見過ごしていた。ふと赤い熟果実に気付き掲載意欲が、、。花を探したが、花径は2~3mmでよくよく見ないと見逃してしまう。
乾季に訪問の際、低位置に開花、しかも雌雄同株なので一本の樹で撮影できた。
チェンマイを訪問し植物に興味を持ち始めた数年前は、綺麗な花木に目が行ってたが、じっくり観察しているうちに、こういう樹に良さを感じるようになった。花々しく華麗さを競う花木も好いが、こういう地味な樹もまた好いもので、見ていると心が洗われるようで、爽やかになれる。会社勤めの頃の自分とは別の人になったようだ?

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