ツンベルギア属3種 Thunbergia grandiflora/Thunbergia laurifolia /Thunbergia erecta |
Thunbergia grandiflora / ベンガルヤハズカズラ |
花 | |
チェンマイ市内にて撮影 | 花序 |
葉 | 果実 | 花大(蕊は上部に付く) |
科名属名 学名 | キツネノマゴ科ツンベルギア属 Thunbergia grandiflora |
タイ名 | สร้อยอินทนิล(ソイ・インタニン) |
その他名称 | 英名Bengal clock vine、 |
原産地 | インド~東南アジア。 |
用途など | 庭先、軒下に装飾蔓として植栽。 |
樹形・幹・葉 草本性~木本性蔓。 葉:単葉、対生。長さ15~20cm心臓形、浅鋸歯。 | ||
花・果実 花:径8cm紫色。花弁5裂、下の唇弁大。基部に白色の苞2枚。総状花序を下垂。 果実:さく果。苞で包まれる。球形で先端が嘴状に尖る。裂開2片、。種子:毛あり。 |
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花期 通年開花。 (結実は稀との記載あり) |
観察ー花冠 合弁・ほぼ左右相称。下弁が大きく奥に向かって蜜標(nectar guide)が縦筋状に入り、この下弁の奥に蜜腺があることを示している。訪花昆虫はこれに誘導されここから花筒の奥に入る。雄蕊雌蕊は上弁の真下に蕊先を下に向けて着生し、訪花昆虫の背中に触れるようになっている。特に花冠名はないようだ。 | ||
雑感 チェンマイ市内での植栽は多い。花数の多い長い総状果実を下垂して、見栄えが好い。挿し芽で植栽しているようだ。 |
Thunbergia laurifolia / ローレルカズラ |
花 | 花 | |
チェンマイ市内にて撮影 | 果実 | 葉 |
科名属名 学名 | キツネノマゴ科ツンベルギア属 Thunbergia laurifolia |
タイ名 | รางจืด(ラーン・チュート) 和別名ゲッケイカズラ |
その他名 | 英名laurel clock vine |
原産地 | インド・東南アジア・ |
特徴 | ベンガルヤハズカズラに似るが、葉は披針形で全縁。花はやや不整形。果実はよく生る。 |
雑感 | チェンマイでは装飾蔓としての植栽は少ない。花数少なく美麗というほどでもないか。 |
Thunbergia erecta / コダチヤハズカズラ |
花 | |
チェンマイ市内にて撮影。 | 葉 |
葉 | 外壁を装飾。 | 同左内側。蔓性は少しある。 |
科名属名 学名 | キツネノマゴ科ツンベルギア属 Thunbergia erecta |
タイ名 | ช้องนาง(チョーン・ナーン) |
その他名 | 英名King's mantle |
原産地 | アメリカ西部。 |
特徴 | 高さ1~2m低木(蔓性少しあり)。葉は卵形先尖で波状。小鋸歯。 |
雑感 | 本種はムラサキヤハズカズラ(Thunbergia vogeliana)とよく似て判別困難なようなので、コダチヤハズカズラとした。チェンマイ市内では、ときおり見かえる。ベンガルヤハズカズラに比べ花は小型で清楚!感じが好い。ただ、蔓性が乏しく装飾蔓には不向きなようで、これがタイ人に受けない理由だと思われる。画像の外壁を装飾する本種は、蔓花好きのタイ人が蔓仕立てにしたのだろうが、やや強引な感じ。 |
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