Caesalpinia sappan /スオー(蘇芳)
 科名属名学名 マメ科ジャケツイバラカ亜科 Caesalpinia sappan 
 タイ名 ฝาง(ファーン).ฝัง(ファン) 
 その他名称 英名Sappan tree    マレー語Sepan 台湾名ー蘇芳
 原産地  インド原産。 東南アジア
 用途など 芯材から染料(赤色他),木材(象眼細工)。装飾樹。
  
 花
 
 チェンマイのワット・セーン・ファーン(วัดเสนฝาง)にて撮影  花序
   
 果実  葉  幹(棘が多数)

 樹形・幹・葉 高さ4~6m常緑低木。幹は棘あり。   葉:2回羽状複葉,羽片10~13対・小葉10~20対。
 花・果実 花:黄色,花弁5,雄蕊基部に白毛。円錐花序。果実:長さ6~9cm倒卵形,先端突起。種子は3~4個。
 花期 6~9月開花。果実は8~2月に熟。
 
 植物染料 材・根・莢果を使って、繊維を黄色・紫色・赤紫色に染色する。我国では蘇芳染めとして古くから知られている。
 
 雑感 チェンマイ滞在当初はタイ語学習のため各種の看板を撮影し帰国後に判読(解読?)していたが,その中にワット・セーン・ファーン(วัดเสนฝาง)という寺院の表札があった。調べてみるとセーン=たくさんの,ファーン=蘇芳であり,たくさんの蘇芳の茂るお寺という意味である。次回の滞在時(8月)で訪問すると,寺院の裏門付近に1本生えていた。画像のそれである。 (私がタイの植物に嵌り込んだキッカケの木です。)
寺院の名称からすると,古くはこの付近には蘇芳が茂っていたと思われるが,現在のチェンマイの市内には殆ど見かけない。染料に使うことも少なくなり,幹の棘も植栽意欲を削いでるかも,,。
*残念ながら,ワット・セーン・ファーンのこの蘇芳は切り倒されて現在はない。

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