Delonix regia /カエンジュ(火炎樹)
 科名属名学名 マメ科ジャケツイバラ亜科Delonix regia           別和名ホウオウボク(鳳凰木)。
 タイ名 หางนกยูงฝรั่ง(ハーンノックユーン・ファラン) *ハーン・ノックユーン=孔雀の尾、ファラン=外来の
 その他名称 英名Flam boyant         中国名-鳳凰木、火樹(樹は簡体字)
 原産地  マダガスカル原産。汎熱帯に植栽。
 用途など 街路・公園などに装飾樹・緑陰樹として植栽。
  
 花
 
 チェンマイ市内にて撮影  花序
   
 花(黄花種)  開裂した果実  葉

 樹形・幹・葉 高さ8~12m落葉樹。傘型樹形。 葉:2回羽状複葉,互生。羽片20~30対。小葉は約20対。
 花・果実 花は緋赤色(黄色もある),5弁,上弁に条紋。総状花序。 
       果実:長さ30cm扁平な莢果。
 花期 4~6月開花。 果実は時期開花まで多数着生。
 
タイ名หางนกยูงฝรั่ง(ハーンノックユーン・ファラン)は、オウゴチョウหางนกยูง(ハーンノックユーンを先に英名Peacock flowerをタイ語翻訳名していたので、これに追随して後追いで~ファランとしたものと思われる。
*タイ語ファランは主に西洋人、白人の意味であるが、植物に関しては特に西洋人がタイに持ち込んだ熱帯アフリカや熱帯アメリカの外来植物種に用いられる。従ってタイの外来植物名には~ファランという名称は多い。

タイに在住する多くの方がこの樹を火炎樹(カエンジュ)と呼んでいる。タイの暑期の陽炎の最中に開花し,その真っ赤な姿は火炎を彷彿させる。実に的を得た和名称ある。英名Flam boyantも火炎が浮きだしているという意味で英名意訳とも言える。タイでは本種は火炎樹(カエンジュ)が相応しい和名であるので、タイトル和名はカエンジュとした。中国名由来のホウオウボク(鳳凰木)はタイでは相応しくないと感じられる。
 
 雑感 樹形は枝が横広がりで大きく、花は美しい。葉は大きく水平に並び絶好の緑陰を提供してくれる。タイで植樹が盛んなのはもっともなことである。

カエンジュの緑陰 葉は美しく水平に広がり、緑陰に適している。のどかな光景で好しい。
 

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