Maniltoa grandiflora /マニルトア・グランディフローラ |
科名属名学名 | マメ科ジャケツイバラ亜科Maniltoa grandiflora (syn)Maniltoa gemmipara |
タイ名 | อโศกขาว(アソーク・カーオ) |
その他名称 | 英名Dove tree、Ghost tree、Handkerchief tree インドネシア名Pohon saputangan, *Pohon=木、sapu tangan=ハンカチ-フ |
原産地等 | インドネシア・ニュギニアは原産地であるが他は不明。 *タイは原産地では無い。 |
用途等 | 木材。樹皮・葉は薬用(消化器系他) |
中に花蕾が入っている(苞)。 | 開花の始まり | |
花博公園にて撮影 | 花序 | 花 |
葉 | 小葉(葉裏から撮影) | 新葉出葉 |
新葉展開 | 新葉展開 | 花序 |
樹形・幹・葉 高さ5~15m。幹は通直灰色。葉:複葉。小葉は1~3対、長さ7~14cm幅5~8cm尾鰭形先尖。 | ||
花・果実花:黄白色長さ1~1.5cm。短命。花序下垂 果実:莢果。(長さ10~15cm?)茶褐色。 種子は腎臓形、黒色。 |
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花期 不明 (新葉は3月初旬撮影、花は3月下旬撮影) | ||
*本種のNETのタイ情報は極小で植木屋の(乏しい)情報しか見当たらなかった。止むなくインドネシア情報の翻訳を試みたが出来はイマイチのようだ。 *インドネシア情報は、Botani Khasiat, Maniltoa grandiflora, Pohon saputangan で検索下さい。 訂正 果実情報は「Buah:Polong, panjang 10-15 cm, coklat」.を翻訳したが、Google画像検索で調べたら、マンカ(下記にリンクあり)の果実のそっくりであり、誤訳と判明。訳文は間違っていないと思うが実態と合致しなければ誤訳同然。信頼できる詳細情報を探し出し全情報チェックして訂正の予定。申し訳ございませんでした。 |
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雑感 花博公園の奥の片隅に植樹されていた。12月訪問時には新葉も花も無かったが、3月初旬の訪問時に新葉が展開し、続いて中旬に訪問したら花が咲いていた。最初見たときは綿がくっ付いてるのかと思ったが、近寄って見ると花だった、よく見ると、葉の形、新葉の展開、花の感じはCynometra ramifloraに似ている。花は短命なようで出会えたのはラッキーだったかも。 追記 6月に再度、本樹を訪問した。果実は見当たらず、生った形跡もなかった。新しく新葉が展開していた。 |
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タイ名อโศกขาว(アソーク・カーオ)について マメ科ジャケツイバラ亜科には新葉が本種と同様の展開をするものが数種(=数属)ある。当HPでは、Amherstia nobilis(โสกระย้า=ソーク・ラヤー)、Saraca indica(โสกน้ำ=ソーク・ナム)、Saraca thaipingensis(โสกเหลือง=ソーク・ルアン)、Brownea grandiceps(โสกสะปัน=ソーク・サパン)、Cynometra ramiflora(มังคะ=マンカ)を掲載しているので参照されたい。 上記の中で外来種に付したタイ名はソーク(またはアソーク)が付されている。私は新葉の展開の共通性に着目した名称ではないかと思う。タイ原産のSaraca thaipingensis(โสกเหลือง=ソーク・ルアン)を基本名とすると、外来種のSaraca indica(โสกน้ำ=ソーク・ナム)も納得できる。Cynometra ramiflora(มังคะ=マンカ)はタイ原産なのでタイ名は何であれ差支えない。(未確認です) 本種Maniltoa grandifloraのタイ名อโศกขาว(アソーク・カーオ)は新葉の展開が白色(カーオ)であることに着目した名称と思われる。 *インドネシア名Pohon saputanganはハンカチの木の意、英名Handkerchief treeと符合している。 *和名ハンカチノキ(Davidia involucrata)は白い苞葉がハンカチをイメージさせ素晴らしい花木だと思う。。 |
満開の様子。 |
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