Cymbopogon citratus / タクライ (レモングラス)
 科名属名学名 イネ科・Cymbopogon citratus       ・Cymbopogon flexuosus
 タイ名 ตะไคร้(タクライ) 
 その他名称 英名Lemon grass 、West Indian lemongrass
 原産地など インド・東南アジア(マレーシア原産?)。熱帯各地に栽培あり。 タイは全域で広く栽培。 
 用途など 茎を野菜、香辛料、飲料、香料として利用。薬用多。
    
 開花
 
 花は区公園にて撮影(群生する)  根元(食用部は地下に潜る)
     
 野菜市場にて  野菜市場にて  飲料(ナム・タクライ)
     
 野菜市場にて トムヤムセット  トムヤムセットの構成 左から
コブミカン葉、タクライ、生姜(上)、ウコン
*全て普通は食べない。
 

 樹形・幹・葉 高さ1.5m多年生草本。茎は根本が太く芳香あり。葉:ススキの葉に類似し細長く基部は筒状。
 花・果実 花:円錐花序の小穂を付ける。果実:穎果 本種は不稔性かも?
 花期 通年。
 
 学名 タイ名タクライはCymbopogon citratus(英名West Indian lemongrass)とCymbopogon flexuosus(英名East Indian lemongrass)の両種に用いられる。前者はインド又はマレーシア原産であり、後者はインド南部の原産の近縁種でよく似ている。タイで食用・香辛料用に栽培されるのは食用・香辛料用により適したCymbopogon citratusである。*英名のWest Indian lemongrassは西インド諸島(West Indies)を連想させて紛らわしい英語である。
 
 野菜 太めの茎を食用にする。輪切り、又は刻んで野菜として調理する。香味野菜として味・香りが好い。
 
 香辛料 トムヤムやケーンキアオワーン等の汁物に入れ味を煮出す。 (タクライそのものは普通は食べない)     
 
 飲料 タイ名ナムタクライ(นำตะไคร)。 茎を輪切り又は刻んで乾燥保存したものを煮出して作る。
     味も香りも何ともスッキリとした爽やかさが素晴らしい!暑いタイでは美味しさは格別!
 
 雑感 植物として見れば何の変哲も無い単子葉植物であり、花の画像は稀である。茎の基部は食用・香辛料・飲料として著名なタクライである。日本ではよく知られるトムヤムクンのスープでは、底に沈んでいる。

チェンマイの野菜市場では束売りに加え、トムヤムセット(ชุดต้มยำ)としてセット販売もよく見かけた。バイマクルート(コブミカンの葉)、タクライ、キン(生姜)、カミン(ウコン)の4種セットである。地域によっては、生姜類はカー(生姜の1種)になったり、唐辛子なども加わってトムヤムセットとして販売されるようだ。


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