Maerua siamensis / チェーン 
 科名属名学名 フウチョウボク科 Maerua siamensis           (従来フウチョウソウ科)
 タイ名 แจง(チェーン) แกง  
 その他名称 英名ー  
 原産地等 タイ(最も多い)・ヴェトナム・カンボジア。        タイでは各地の林に生育。 
 用途等 装飾樹・緑陰樹として大庭園に植樹。各部位薬用多。果実は鳥の餌。 
   
 花  花序
   
 チェンマイ市内の寺院にて撮影  果実  果実
   
 葉  幹  

樹形・幹・葉 高さ10~15m落葉樹(落葉後新葉即出)。幹は分枝もある 樹皮に小薄片。成長遅く時に低木。
         葉:掌状葉・互生。小葉3~5枚。長さ3~13cm長卵形。肉厚全縁、光沢あり。
花・果実 花:花径2cm萼4・花弁無・雄蕊9~12本長さ1~1.5cm。単生又は数花の小花序。
       果実:液果。径2cm偏球形。黄色に熟。種子多数。 
花期 1=2月開花。3~5月着果
 
 
雑感 市内の寺院に寄進植樹されていた。名表板が無く種名確定に手間取ったが何とか判明!花や果実・葉は小さいが、形良く感じが好い。同じくフウチョウボク科のクムナム(Crateva religiosa)「仏典の植物」に感じが似ている。掲載画像の本種は大樹で幹が太いが、一般的には低木も多い。

この寺院はチェンマイの著名な観光寺院ワット・プラシンの道路を挟んで北隣りにあるワット・プラーサートという寺院であり典型的なランナー様式の建築で知る人ぞ知る名門だった。ところが近年、境内をコンクリート敷きにしたため、植樹がままならず画像にみるように植樹区域は盛り土してコンクリートで円形に囲った。当然ながら植樹する樹種(寄進植樹が多い)は大きく影響を受ける。

私の思うところ、このマエルア・シメンシスは、仏典の植物「クムナム」を意識しての寄進植樹ではないかと思われる。クムナムは成長が早く樹形が大きい。境内での植樹は敬遠されがちである。このแจง(チェーン)は成長遅く、またそれほど大きくならない。花・果実・葉は小さく手入れは少なくて済む。この境内に植樹するには好適なのだ。そういえば、この樹の隣にセイロンテツボク(Mesua ferrea)が植樹されていたが、、無くなっている。花も果実も大きく多数で、コンクリート境内では落下花や落下果実は毎日の清掃が必要である。

タイでは、仏典の植物についても非常に詳しい方がおられる!この寺院の門徒の方にも、仏典の植物に詳しいかたがおられ、植樹の選択に関与しておられると思われる。

*本寺院の植物については、シジギウム・ポリアントゥム(サラム)(Syzygium polyanthum)のページでも同様の説明をしております。

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