Dipterocarpus alatus /ヤーンナー
 科名属名学名 フタバガキ科フタバガキ属Dipterocarpus alatus 
 タイ名 ยางนา(ヤーンナー),ต้นยาง(トン・ヤーン) 
 その他名称 英名   ビルマ名Kanyin byu(カンインビュ),カンボジア名Chhoeutea(チュティール)
 原産地 アンダマン・東南アジア大陸部に分布
 用途など  木材。樹脂                   *ウボンラーチャターニー県(東北部)の県木。 
      
 花  果実
   
 チェンマイにて撮影  果実  落下果実(物指は30cm)
   
 葉  幹  

樹形・幹・葉  樹高30~50m半落葉樹。 幹は通直。  葉:単葉・互生。10~23cm長楕円形,厚革質。
花・果実 花:花弁漏斗型先端5裂,赤紫色の条斑。葉腋に総状花序。
       果実:乾果(翼果)蕚が発達し果実を包む。萼筒は菱あり。2枚長く3枚欠。果実は球形。種子1個。。
花期 1~2月開花。 果実は2~3月に熟し落下。
 
タイ名 樹木の正式名はยางนา(ヤーンナー)であるが,一般的にはต้นยาง(トン・ヤーン)又は単にยาง(ヤーン)と称されている。ยาง(ヤーン)とは本来は樹液,又は樹脂を意味する言葉である。この樹の幹をくりぬいて採取した樹液を灯油その他広く利用されていたことによる。本来はこの樹液を意味するยาง(ヤーン)は,その後,(化学)樹脂やゴムへと意味を拡大する。イチジク属インドゴムノキのタイ名ヤーン・インデア(ยางอินเดีย)のヤーンの場合はゴムを意味している。更に自動車のタイヤもヤーンである。
 
木材 木材流通名はカンインビュ(ビルマ名)である。建築,床板,合板の材料等への利用が多い。
 
雑感 チェンマイでは最もよく目にするフタバガキ科の樹木である。2~3月にかけて樹木は色が変わる程に多数の果実と着け大量に落下する。この果実を見るとフタバガキ科の樹なんだなあと思う。なお,画像の樹は全て成木であるが,成長中の樹は枝が下方からも出ていて全く普通の樹形をしている。


ヤーンの並木  チェンマイーランプーン街道沿いに延々と続くこの並木は圧巻!。

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