ヒユ科Amaranthus属 野菜(ひゆ菜)
<Amaranthus lividus L / イヌビユ> <Amaranthus tricolor/ハゲイトウ>
<Amaranthus spinosus / ハリビユ>
<その他>

 Amaranthus lividus L / イヌビユ
 科名属名学名  ヒユ科 Amaranthus lividus L  (syn)Amaranthus blitum subsp. oleraceus Costea    
 タイ名 ผักขม(パク・コム)、ผักโขม(パク・コーム)
 その他名称 英名Chinese spinach、 Thai spinach   中国名-凹葉野莧菜
 原産地・分布 地中海地方原産。世界の熱帯・暖帯各地に分布。 我が国にも全国的に生育(雑草) 
 用途など 若葉を野菜として食用。花序は家畜の餌。 
     
 花
 
 チェンマイ郊外にて  花序
     
 葉  葉(同種と思われる))  
     
 屋さ市場にて 野菜市場にて 同左画像拡大   野菜市場にて(葉裏が暗紫色が目立つ)

 樹形・幹・葉 高さ30cm一年生草本。葉:単葉・対生。長さ2~5cm卵形。葉先凹。葉表緑、葉裏暗紫。
 花・果実 花:穂状(又は円錐)花序に、多数の小花を開花。花は小苞片あり。花被は白色。果実:胞果。
 花期 花期 通年。(撒種後、数か月後に開花する)     
 学名について 掲載画像種の学名はタイではAmaranthus lividus Lが通常用いられており、(syn)Amaranthus blitumL. との記載も散見される。(日本でも同様?)
「The plant list」ではAmaranthus lividus L は Amaranthus blitum subsp. oleraceusのSynonymとされている。当サイトではタイの汎用名を用いAmaranthus lividus L/イヌビユをタイトルとした。
*「The plant list」ではあ、Amaranthus blitumL.はAmaranthus lividus Lとは別種である。 学名には混乱があり、ややこしいことになっている。  
 
 野菜 若葉を野菜として食用にする。生食他各種の料理に用いる。消費量は多く、野菜市場の常連である。
 
 雑感  掲載画像はチェンマイ郊外に農園で撮影した。チェンマイ大学の農学部の学生さんに教えて頂いたが、
数種栽培されていてタイ名はすべてผักขม(パク・コム)、ผักโขม(パク・コーム)で、食べられるとのことである。
本種は、葉先が凹でいるのが特徴であるが、実際は全ての葉の葉先が凹んでいるとは限らないような、、、。栽培の中に暗紫色の葉もあり、これは同種ですと説明をうけたので掲載した。

なお、市場でも同様に、ผักขม(パク・コム)、ผักโขม(パク・コーム)として数種売られている緑色の野菜で本種と同種とは思えないものを、最下段に掲載した。学名と合わせ、素人には判り難いことである。


Amaranthus tricolor / ハゲイトウ(パックコム・スアン)
 科名属名学名  ヒユ科Amaranthus tricolor / ハゲイトウ
 タイ名 ผักขมสวน(パク・コム・スアン)、ผักโขมจีน,
 その他名称 英名Joseph’s coat、Tampala      中国名- 三色苋、その他名称多
 原産地・分布 熱帯アジア原産。世界の熱帯亜熱帯各地に分布。  我が国にも生育(園芸種)あり。 
 用途など 若葉を野菜として食用。観葉植物(多様な葉色の園芸種多種あり。
     
 花
 
 チェンマイ郊外にて  花(花序)
     
  栽培  園芸種は多種あり、観葉植栽される
     
 野菜市場  野菜市場で購入の葉  

 樹形・幹・葉 高さ80~120cm一年生草本。  葉:単葉・輪状互生。長さ4~10cm菱状卵形。葉身に赤紫色模様
 花・果実 花:穂状(又は円錐)花序に、多数の小花を開花。花は小苞片あり。花被は淡緑色。果実:胞果。
 花期 花期。通年? (撒種後、数か月後に開花結実すると思われる)            
 
 野菜 若葉を野菜として食用にする。上掲のAmaranthus lividus L 程に見かけないが、これも常連である。
 なお、ヒユ科Amaranthus tricolor /ハゲイトウは、園芸種など多様にあるが、食用に供れれるのは、掲載画像の種(原種に近い?)だけである。
 
 雑感  日本でハゲイトウ(葉鶏頭)は色鮮やかな観葉園芸種を想起するが、タイでは掲載画像の本種はよく売られ食用にされている野菜である。


Amaranthus spinosus / ハリビユ
 科名属名学名  ヒユ科Amaranthus spinosus
 タイ名 ผักขมนาม (パク・コム・ナーム) ナーム=棘
 その他名称 英名Spiny amaranth 、  中国名ー刺苋
 原産地・分布 熱帯アメリカ原産。世界各地の熱帯・温帯に帰化分布。我が国にも分布(雑草)。 
 用途など 葉を野菜として食用。 
     
 花
 
 花博公園にて撮影(野生)  花序
     
 葉  棘  

 樹形・幹・葉 高さ80~120cm一年生草本。葉腋・花序に鋭棘。葉:単葉・輪状互生。長さ4~10cm狭卵形。
 花・果実 花:穂状(又は円錐)花序に、多数の小花を開花。花は小苞片あり。花被は淡緑色。果実:胞果。
 花期 花期 通年? (撒種後、数か月後に開花結実すると思われる)        
 
 野菜 若葉・茎を野菜として食用にする(棘は取り除く)。
     チェンマイ市内の市場での販売は見かけたことがない。余り市場には出ないのかも?
 
 雑感  野菜として栽培されているのは見かけたことがない。針状の棘が手強く避けれるのかな?


学名が判らなかった野菜市場のผักขม(パク・コム)、ผักโขม(パク・コーム)。        
 
     
  野菜市場でผักขม(パク・コム)、ผักโขม(パク・コーム)と呼ばれ売られている野菜をかなり見かけたが、私には学名判別できなかったものを上記掲載した。中には同一種もあるかと思うがとにかく不明。宿のMaidさんに訊くと、根のあるものは葉近くで切り取り、根は食べないとことだった。(鮮度維持のためか?) 


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