パクブン2種  Ipomoea aquatica / パクブン(空芯菜)
          Ipomoea aquatica Forsk. var. reptan / パクブン・チーン(空芯菜)

Ipomoea aquatica / パク・ブン(空芯菜)
 科名属名学名 ヒルガオ科 Ipomoea aquatica
 和別名 エンサイ(蓊菜、莚菜)、 クウサイ (蕹菜)、アサガオナ(朝顔菜)
 タイ名 ผักบุ้ง(パック・ブン *パクブン・チーンとの区別のため (パクブン・タイ)(パクブン・ムアン)と称されることがある。 
 その他名称 英名Water spinach、water morning glory 中国名-空心菜通菜、フィリピン名kang kong、インドネシア名kangkung、カンボジア名トロクオン、ベトナム名ザウ ムォン
 原産地など 東南アジア。
 用途など  茎・葉を食用。水質浄化のため植栽。
    
 花
 
  チェンマイ市内にて撮影  葉と茎

Ipomoea aquatica.var.reptan / パクブン・チーン(空芯菜)
 科名属名学名  ヒルガオ科 Ipomoea aquatica Forsk. var. reptan  
*この学名はタイのサイトには見られるが、The Ptant Listには無い。
 タイ名 ผักบุ้งจีน(パクブン・チーン)、(パクブン) 
 その他名称  その他名称や原産地、用途は Ipomoea aquaticaに同じである。
 特徴 パクブン・タイの花・茎は薄紫色に対し、パクブンチーンの花は白色、茎は緑色である。
   
 花
 
 チェンマイ市内にて撮影  花と茎

     
チェンマイでの栽培(畑栽培)   同左拡大(収穫は開花前)  
 
 野菜市場にて パクブン・タイ 野菜市場にて パクブン・チーン 野菜市場にて パクブン

 樹形・幹・葉 水辺に生育する草本(多年生)。茎は空洞があり水中を匍匐。
          葉:単葉・互生。長さ3~15cm披針形先尖(品種により相違あり)。
 花・果実 花:花3~7cm。咢筒・花弁漏斗型先5裂薄紫色又は白色・雄蕊5。単生又は2~3個の小花序。腋生
       果実:蒴果。径1cm球形。熟して裂開。種子4個。
 花期 通年
 
 雑感 チェンマイの農園(野菜栽培)に2月初旬に見学に行った。パクブン(タイ)の花が農園の水路に咲いていた。よくみると、もう1種パクブンチーンの花(白花)も別の水路に咲いていた。野菜のパクブンは水路脇の畑に栽培されていたが判らず、農園の方に教えていたただいて判った次第である。

パクブンの栽培は畑栽培と水耕栽培があり、チェンマイでは主に畑栽培である。畑栽培では開花前に収穫されるので花通常見られず、更に葉の形も異なっているようだ。本来の生活形と異なっているが、野菜というのはこんなものだと思われる。また、畑栽培と水耕栽培とは収穫した姿がかなり異なるようだ。

野菜市場では、売り子さんからパクブンタイとパクブンチーンの違い(茎の色)などを教えて頂いたが、両方ともに野菜としては区別なくパクブンとして販売されていた。パクブンはタイの野菜としての消費量はNo1かも。

私はチェンマイでは木本系と蔓性の植物を観察・撮影してきたので、草本主体の農園には立ち寄らなかった。
しかし一度立ち寄り農園を見渡すと、、、私の生家は農家で小さい頃は父母を手伝って田や畑で過ごした思い出が湧き上がってきた!チェンマイの畑を見て、野菜も掲載対象にしようと思い立った次第です。

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