Guaiacum officinale/ユソウボク(癒瘡木)
 科名属名学名  ハマビシ科学名Guaiacum officinale                  
 タイ名 แก้วเจ้าจอม(ケーオ・チャオチョーム)         チャオチョーム=妃婿、第2夫人以下(多数?)
 その他名称 英名Roughbark Lignum-vitae, Guaiacwood。  *Lignum-vitae=wood of life
 原産地・分布 カリブ海諸島・南米北部海岸。    タイでは装飾樹(葉・花が美)として庭等に植栽。
 用途など 庭木。木材(重く固いことで著名、滑車や軸受に利用)薬用(梅毒=瘡を癒す)。
ジャマイカの国花である。

     
 花  花
   
 花博公園にて撮影  葉  葉
     
 幹(バンコク・シリキット公園)  幹(同左)  

 樹形・幹・葉 高さ10m常緑樹。樹皮剥落。葉:偶数羽状複葉・対生。小葉2~3対、長さ2.5~3cm倒卵形。光沢有
 花・果実 花:萼5花弁5青紫色・雄蕊10。  葉腋枝先に3~4の小花序。    
       果実:乾果。心臓形先端凸、緑黄色。裂開。種子1~2個、赤色仮種皮が覆う。。
 花期  7月~4月       
 
 タイへの導入。ラマ5世(在位1860~1910年)が導入・植樹されている。
          ラマ5世の縁の地バンコクのドゥシット区のSuan Sunandha Rajabhat Universityの校樹である。
 
 雑感  チェンマイ花博公園とバンコク・シリキット公園に植栽されていた。3月に開花していたので撮影した。なかなかに綺麗な花である。そして葉も小さいが光沢があり良く茂っている。庭木には適している。木材としては重く(水に沈む固いことで著名、そして梅毒=瘡を癒すことでも著名な樹である。

本種はラマ5世がタイへ導入され(恐らくはドウシット区に)植栽された由緒ある樹である。本種のタイ名เจ้าจอม(チャオチョーム)はタイ日辞書では妃婿、タイ英辞書ではthe King's concubin(第2夫人以下)とある。成程??
カリブ海域原産であるが、タイに縁のある植物であり、庭木としてよく植栽されている。


ユソウボクの鉢植え チェンマイ・カムテイン花市場での商品。市場ではよく見かける。人気の庭木である。
 

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