Castanopsis diversifolia / マコー
 科名属名学名  ブナ科シイ属Castanopsis diversifolia        *カスタノプシス・ディヴェルシフォリア
 タイ名 มะก่อ(マコー)ก่อแป้น(コー・ペン)  
 その他名称 英名    中国名ー滇栲?
 原産地等 タイ、中国南部以外は未把握。      北タイの海抜1300m程の山地の林に生育
 用途等 果実は食用。
     
花序 花序
   
チェンマイ プーピンパレスにて撮影 満開の極冠 果実
   
果実
 
 落下果実 市販の果実(炒ってある)  同左拡大画像 

樹形・幹・葉 
花・果実 
花期  (掲載の果実画像は9月、10月末に撮影)
 *本種の情報はNET上のサイトには乏しく把握できませんでしたので、記載を控えました。掲載画像からご判断をお願いいたします。
 
雑感  果実は市場で買って食べていたが、種名は不明だった。プ-ピンパレス(海抜1300m)を9月に訪問した際に果実が生っているのを見つけ、落下果実を探しこれだなと思った。園内の職員の方に訊いたら、チェンマイ市内で売っているのは本種であり、この付近には多数の生育しているとのことだった、名表板が付されていて幸いだった。恐らくは北タイの一部地域だけで食されているのではと思われる。

プーピンパレス内には、ブナ科の植物が他に数種生育しているが、シリキット植物園と同じものは無かった。両地点は高度が異なるので、分布樹種も異なるものと思われる。
 
試食  チェンマイ市内の市場脇で山岳系の人が炒って販売していた。炒っている時のパチンという焼きはぜる音とともに香ばしい匂いに惹かれ購入。名前を訊くとバーコーとの答え。食べてみると味も香りも和栗に好く似て美味しい。皮が固くて剥き難く、和栗よりやや小粒な点が異なるくらいである。

果実は、シイ属(Castanopsis属)の特大のシイノミ(椎の実)である。タイにはクリ属(Castanea属)は無いので、
この大型の椎の実はタイ栗と称しても良さそう!

なお、本種はタイ名マコーとして一般的な名称であり、มะก่อ(マ・コー)のมะ(マ)は果物などを表す接頭辞・ก่อ(コー)はブナ科植物名であることから、和名はマコーとした。 *なお他にもマコーと称する別種があります。  

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