Castanopsis echinocarpa / カスタノプシス・エキノカルパ
 科名属名学名 ブナ科シイ属Castanopsis echinocarpa  (syn)C.echidnocarpa
 タイ名 ก่อเดือย(コー・ドゥアイ)
 その他名称 英名ー      中国名-短刺锥         Castanopsis属の中国名ー锥属
 原産地等 ネパール・ミャンマー・タイ・中国雲南      海抜500m~ 
 用途等 木材。果実は食用。
     
 花序 満開
   
 シリキット植物園にて撮影  果実 果序
   
落下果実

樹形・幹・葉 高さ15m常緑樹(稀に20m以上)。葉;披針形先端尾状尖。全縁ではない。
花・果実 花:雌雄異花同株。雌・雄花序は別花軸。 果実:径1cm堅果。穀斗は棘あり。種子1個。
花期 不明(画像の花は8月、果実は10月撮影)*中国版HPでは4~5月開花、果実は次年8~10月熟の記載
 *タイのサイトには本種の情報が極めて少ないので、中国のサイトの情報を見て記載しましたが、中国語に不案内なので記載はあやふやです。
 
 雑感  シリキット植物園(海抜800m)に生育するブナ科シイ属の1種です。ブナ科の植物の名称はその殆どが่ก่อ~(コー~)である。そのタイ名は重複錯綜していてタイ名で樹種を同定することは困難である。本種のタイ名コー・ドゥアイก่อเดือยも別種のブナ科の樹名に使われています。
 
*タイではブナ科の植物は落葉フタバガキ林の上位の山地、海抜1000m前後からの優勢な樹種である。樹種は多く、シイ属約30種マテバシイ属50種コナラ属約30種と100種以上もあり、山の高度などにより生育領域はニッチである。高山に生育することに加えて、開花結実の時期が雨季を含め様々に異なっている。勿論名表板など有ろうはずもない。観察撮影は私のような素人老人には困難を超え無理無謀だと痛感した。

幸いシリキット植物(海抜800m)には数種生育し名表板も付されているので撮影し掲載した。植物情報を記載しようとしたがタイ語のサイトにはブナ科の植物情報が非常に少なくお手上げ状態に、、、。殆どが種名と画像だけの掲載になってしまいました。タイ語読解力も植物知識も乏しいので、所詮はお手上げですが、、。

(ブナ科植物ページには同様の文章を掲載しております)
 
 
シイノミの実食  ブナ科の果実(ドングリ)はタイ語でルーク・コーと言い、シイ属の果実(シイノミ)もルーク・コーである。一般に食用にされるのはほんの数種だけらしいが、本種の果実は食用とされている。

下記のシイノミは、チェンマイ市内の露店で山岳系の人が炒って販売していた。通りかかったら、パチパチという焼きはぜる音とともに香ばしい匂いに惹かれ購入。子供の頃に食べた味に同じ!懐かしい。種名は不明。
   
 市販の炒ったシイノミ(種名不明)  同左拡大画像 

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