Gossypium herbaceum / アジアワタ
 科名属名学名  アオイ科ワタ属Gossypium herbaceum               別和名インドワタ?。
 タイ名 ฝ้าย(ファーイ)ฝ้ายเทศ (ファーイ・テート)
 諸名称 英名Cotton,TreeCotton
 原産地 インド                          *タイ全域での栽培状況は未把握
 用途など 綿花は綿布・綿織物の材料。種子からは綿実油(食用)。
    
 花(開花)
 
 バンコク・シリキット公園にて撮影 萎れた花(赤色に変化)
     
 開裂果実  果実の様子  根元(樹木)

樹形・幹・葉 樹高2~3mの常緑樹。(栽培種は多様化) 葉:単葉,互生。掌状葉で3~5裂。
花・果実 花:黄色の大型,花弁5基部連結。単花。
       果実:さく果。長さ3cm長楕円形。裂開5片。種子:繊毛=綿あり、多数。
花期    通年 
 
* 掲載画像の学名は付されている名表板による。和名はアジアワタとした。
 
タイでの綿栽培 北タイでは今なお綿を栽培し機織りをして綿製品を作っている。タイ全体としては綿花は輸入国であるが,伝統的な綿織物業は健在で製品は評判が高い。
 
仏典 南伝ブッダ伝では,「(ベナレスで)ブッダは阿羅漢となった60人の弟子が説法に出るのを見送ってから,自らはウルウェーラーに向かわれた。途中ワタ畑を通りかかられたとき,1本のワタの樹の下で休息された。」とある。タイHPには当時の綿の木は大きな樹木だったと補足明されている。また,入滅後のブッダの遺体は綿で幾重にも包まれ納棺されたとも伝えられる。北伝ブッダ伝にも同様の伝えである。
ワタ(綿)の梵語名カルパサ、漢訳仏典名-劫波娑(こうはしゃ)である。
ワタノキの大樹 2500年前には高さ10m近い樹木だったのだろう。
 
雑感  画像のアジアワタ(樹木)は,バンコク・シリキット公園を訪問したら植樹されていた。 高さは3~4mで10mはないが、まだ伸びるかも?。流石にタイである!インドには高さ10m程のワタ(綿)の木が原木状態で残っているかもしれない。


 チェンマイ近県の綿織物工場。手織りの綿織物は市内でも健在。一村一品の村おこし製品(OTOPと称)としても人気が高い。 
 

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